次世代ヒロイン・莉子にインタビュー!ブラックシンデレラは「“1話に1ビックリ”が、必ずあるんです」

2021/05/21 16:30 配信

ドラマ インタビュー

Popteen専属モデルとしても活躍する18才・莉子  撮影=阿部岳人

4月22日の配信スタート以来、Twitterのトレンド入りを果たすなど、大きな話題を読んでいるABEMAドラマ「ブラックシンデレラ」。学園一の美男美女を決めるミスコンを行っている学園を舞台に、自分はド平凡女子高生だと思っている主人公の愛波が、そのミスコンの舞台で顔に傷を負ってしまったことから、ルッキズムに立ち向かう逆襲ラブストーリー。

5月20日放送の第5話では、学園一イケメンの圭吾(神尾楓珠)が驚きの告白をしたことから、学園は騒然。圭吾に思いを寄せる、学園一美女の百合(愛花)もショックを受ける。そんな中、第3話で空(板垣瑞生)に告白された愛波と、圭吾が急接近。愛波、圭吾、百合、空の関係性が一体どうなっていくのか? 

愛波を演じる、SNS発の次世代ヒロインとして注目を浴びる莉子に、現場での裏話や「ブラックシンデレラ」後半の見どころを聞いた。

撮影現場は、仲が良くとても楽しかったそう「本当のクラスメイトみたいでした!」  撮影=阿部岳人


――人目を気にしたり、学校での人間関係に悩んでいる人はたくさんいると思うので、とても多くの方の心に響く作品だと思います。

本当にそうだと思います。だから、学生さん全員に見ていただきたいです。
私自身は、“この作品に出会えて良かった”の一言に尽きます。ただ平凡なだけじゃなくて何かが起こるという役は初めてだったので演じるのはとても難しかったですが、それでも撮影はすごく楽しかったんです。読み合わせやリハーサルが年明けから何回かありましたが、そこではみんな探り探りのところがありました。でも、クランクインしたら、みんなの距離が縮まって急に仲良くなって。みんな同じクラスという設定だったので、本当のクラスメイトのような雰囲気が生まれたんだと思います。

――愛波を演じる際に、気を付けたことは?

撮影中はこの制服を着て、ヘアメイクしてカメラの前に立つと自然と愛波のスイッチが入りました。でも、オフの時はただただ莉子で(笑)。みんなと楽しく過ごしていたので、無理矢理テンションを上げようとかはありませんでしたね。わりとテンションが近かったのかな?

――愛波にはとても強さを感じました。

私も強いなって思います。その一番の理由は、顔にキズができても笑顔でいられているところ。人って、あそこまでツラいことがあったら絶対落ちちゃうと思うんです。学校に行くのが不可能に近いぐらい。でも、愛波は時間がかかったとはいえども、家族に笑顔で「行ってきます」と学校へ行き、クラスメイトの前でも笑顔。もしかすると、心のうちがバレたくないから笑顔を見せていたのかもしれないですけど、そういう気持ちを抱えながら笑顔になれるのって、一番強いんじゃないかなって。私自身はツラい時は口に出した方がいいと思っちゃう派で友達にも相談するので、台本を読んでいる時も演じている時も歯を食いしばって一人で頑張っている愛波の姿が一番印象的でした。

――なぜ、愛波はそこまで頑張れるのだと思いますか?

心配をかけたくないんだと思います。実際に「親に心配かけたくない」というセリフもありましたけど、“親には心配かけていいんだよ!高校2年生なんて!”と私は思っちゃいました(笑)。でも、そこを頑張れるのが愛波ちゃんらしさなのかな?もし、愛波ちゃんがクラスメイトだったら、友達になりたいです。ツラいことを全く出さない子って、逆に心配になっちゃうから。

――だから、空も圭吾も愛波を心配して、大切にしてしまうのかも?

ひまり(鈴木美羽)も含めて、そうだと思います。“よしよし”みたいな気持ちが生まれるんだと思います。愛波がああいう性格だからこそ、ひまりや空、圭吾など、ステキな性格の友達ができるんじゃないかな?って。演じていらっしゃる神尾さんと板垣さんが、愛波を大切にする部分をすごく繊細に演じてくださったので、私自身もそのお芝居にたくさん助けられました。