――本当にチョコがお好きなんですね。ご自分が好きなもので一冊の本ができ上がるというのは、どんなお気持ちですか?
書いてみると、よりツラい時にチョコレートに手を伸ばしていたんだなということに気付きました。すごく幸せな記憶とリンクしているものもありますけど、それよりも悔しかったり悲しい時に食べて救われていたんだなと、当たり前過ぎて分かっていなかったことに改めて気付きました。
――では最後に4月16日に30歳になられましたが、どんな30代を過ごしたいですか?
30歳って、ある種のターニングポイントですよね。もう30歳と言う人もいれば、30歳からと言う人もいる。私の周りの先輩は「30代はめっちゃ楽しい。40代はさらに楽しい」という方たちばかりで、見ているととても幸せになるんです。「歳をとると終わり」とか「結婚しないと終わり」と言われると未来に希望が持てないですし、自分が向かう道に呪いをかけてしまうことになる。それって、すごくしんどいことですよね。でも、楽しいと仰る先輩たちがいるので、30歳になることも歳をとることもとても楽しみ。私も先輩たちのような30歳になりたいなと思っています。
(取材・文=及川静)
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