――第6話で、立川が美土里に愛を告白したシーンの脚本を最初に読んだときはどう思われました?
個人的に立川という人物が好きだったので、最初は純粋にプロポーズする真人間であってほしいなという気持ちで読み、次は逆に一番ブラックだった場合はどうだろうと考えながら読みました。その後は、じゃあグレーだったら?と想像して、いろいろなパターンを増やしていきました。
現場で「ここは見方によっては本当にブラックでいってほしい」と言われたので、美土里さんをグイグイ引っ張っていきました。「もう戻れないところまで引っ張っていってほしい」という監督の声に応えて、ガツガツグイグイ。あのときはとにかく目の前の2000万円を確実に手に入れることだけを考えていたので(笑)、ご覧になった方が違和感を抱いていてくださったらうれしいなと思います。
――第6話後では違和感でしたが、第7話では詐欺師だったことが明確に!(笑)
しかも第7話には立川が一切出てこないので、あいつ、今、何してるの!?となりますよね(笑)。でも、実際に立川がATMでお金を下ろしているといったシーンがあるわけではないので、盗んだのは立川じゃないのでは?と思ってくださる方もいるかもしれないですが、僕は無理です(苦笑)。とはいえ、もしかしたら立川を信じてくださる方もいたりするかな?と淡い気持ちを抱いたり…。
――立川がそんなことするわけない!と。
はい。思ってくださる人がいたらいいな(笑)。もしくは、すごいバッシングを受けるかもしれないですが、その覚悟はできています。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)