玉木は、美人画の大家である天才浮世絵師・歌麿を演じたが、劇中のことを「今の芸能に通じることがあるような気がして。若き才能がある人たちが集まって、それを取り仕切る芸能事務所のような感じで、アーティストたちが切磋琢磨(せっさたくま)してのし上がっていくのが、すごく重なりました」と言い、「僕が演じた歌麿は、若き北斎に刺激を与えるような人物。撮影時は柳楽君の目がすごく印象的で。すごく内に秘めた強い闘志を感じながら、演じていました」と撮影を回顧した。
さらに劇中では、北斎がどんな困難な状況の中でも「こんな日だからこそ描く」と言い放ち、ただ真っすぐに描き続けていることにちなみ、「こんな日だからこそ、やり遂げたいことを教えてください」という質問も。
玉木は2つあると言い、「本来であれば昨年の今頃公開の映画。ちょうど1年半前に僕の知人が洋服を作っていて、たまたま歌麿の作品がバックプリントされたものを手に入れていて、公開時のイベントで着て行こうと思っていて。結果、1年半後、今日ようやくそれを着てここに来ました」と笑顔で報告。
また、「なかなか地方に行き来ができないですが、つい先日、祖父が100歳を迎えまして。自分の子どもが生まれたこともあり、早く会いに行ける日が来るといいなと。それはやり遂げたいですね」と誓っていた。
◆取材・文・撮影=TAKAMI
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