山田孝之、“深夜ドラマに出続ける理由”TV初告白「僕の行動で意識に火をつけられたら」<初耳学>

2021/05/30 22:55 配信

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「日曜日の初耳学」に山田孝之が登場!(C)MBS

「ここかもしれないと思ったんです」


映画「クローズZERO」をきっかけに、自分のやりたいという思いを重視して出演作品を選ぶようになった山田。時を同じくして、テレビドラマの現場は距離を置きはじめていた。

「自分なりに(ドラマの)制作体制に疑問を感じるようにもなってきていたんです。なんで脚本が最初から全部そろってないんだろう、みたいな。(撮影開始の時点で脚本がそろっていないのは)ある程度放送をしてリアクションも見ながらお客さんの要望に応えていく必要があったんだと思うんですよ。ただ、そうすると僕ら、役を作るっていう作業が非常に難しくなる」実際、それまで夜9~10時台のゴールデン帯人気ドラマに主演する機会が多かった山田だが、2006年から2010年まで4年ほど、連続ドラマへのレギュラー出演は1本もない。

山田のそんな思いを変えたのが、深夜ドラマだった。当時、「映画監督とか映画の俳優さんたちが集まって、予算も少ない中でアイデアで勝負する面白い深夜ドラマが出始めていた」と感じていた山田。「ここかもしれないと思ったんです。ここで何か面白いことができるかも、って」と当時を振り返った。

深夜ドラマから、ドラマ界全体に新しい風を吹かせたいという思いもあった。「深夜ドラマでメチャクチャ面白いもの、人気シリーズを作ってしまえば、『深夜なんかに負けてられねえ』って思ったゴールデンの(制作現場の)人たちが、『俺らももっと気持ち切り替えて、もっとせめて行こうぜ』みたいになるかなと思ったんです。(ゴールデン帯ドラマは)僕を育ててくれた場所だったんで、なにか僕の行動で意識に火をつけられたらいいなと思って」そんな思いから、深夜ドラマに精力的に出演するようになった。

「受けるかどうか、すごく迷った」というドラマ「闇金ウシジマくん」(2010年)を皮切りに、「勇者ヨシヒコと魔王の城」(2011年)、「荒川アンダーザブリッジ」(2011年、MBS/TBS系)、「山田孝之の東京都北区赤羽」(2015年、テレビ東京ほか)、「REPLAY&DESTROY」(2015年、MBS/TBS系)と、ユニークな深夜ドラマに次々と出演。「闇金ウシジマくん」と「勇者ヨシヒコ」はそれぞれ第3弾までされる人気作となった。