Sexy Zone松島聡、連続ドラマ初出演で“ホスト”役に「めちゃくちゃ緊張して現場に行きました」<コタローは1人暮らし>

2021/05/29 06:00 配信

ドラマ

松島聡が「コタローは1人暮らし」にゲスト出演(C)テレビ朝日

松島聡のコメント


――「コタローは1人暮らし」に出演が決まった際のお気持ちをお聞かせください。また、同ドラマが連続ドラマ初出演ですが、どんな気持ちで撮影に臨みましたか?

初めてお芝居をやらせていただいた時に、自分ではない人を演じる楽しさを感じたんです。それを復帰後に、またやらせていただけるという喜びが押し寄せてきました。事務所のスタッフさんが改まった感じで、「うれしい報告があるよ!」と、出演が決まったことを報告してくれた瞬間も忘れられません。

連続ドラマに出演するのが初めてなので、めちゃくちゃ緊張して現場に行きました。たくさんの方に見てもらえる作品ですし、僕がどんな演技をするかなんて、ファンの皆さんも含めて未知数だと思うんですが、“松島聡が演じる佑ってどんな人だろう”ということを、僕自身もじっくり考えて撮影に臨みました。

――Sexy Zoneの皆さんの反応はいかがでしたか?

お芝居の経験が豊富なケンティー(中島健人)をはじめ、メンバー全員から「考え過ぎちゃうとうまくいかなくなる時があるから、自分が思う佑を思いきり演じてみたらいいんじゃない?」と言われました。「そこから引き算をしていって、役にハマッていけばいいから、監督さんと相談して、キャストの方と信頼関係を築いてやっていけば松島の良さが出るんじゃないかな」とアドバイスしてくれたんです。そんな風に言ってくれるメンバーがいてくれて、本当に心強かったです。

――松島さんが演じる岩永佑はどういう人物だと思いますか? また、事前に準備したことや演じるうえで大事にしていた部分をお聞かせください。

最初に原作を読ませていただいた時に、佑には自分と重なる部分があるなと感じました。たぶん僕はSexy Zoneの中でもジャニーズの中でも、“笑顔・明るい・元気なキャラ”というイメージが強いと思うんです。アイドルとしては絶対に必要なことなんですが、笑顔でいることで、本来の自分をカバーしているところが少なからずあるんです。僕、基本的に家だとすごく静かなんです(笑)。オン・オフのスイッチが激しいのかもしれないんですけど。佑も本来の自分を隠すために、明るく振る舞ったり、おちゃらけたりするんですが、そういうところが少し自分と重なる気がしました。

佑はまだ10代で、すごくつらい経験をしているんですが、出会った人たちの前では明るく振る舞う努力をしている…考えれば考えるほど切ない子なんだなと思う反面、そうやって生きている方ってたくさんいると思うし、自分にもそういうところがあるので、何かをカバーして生きていくというのは、みんなに共通している部分なんじゃないかなと思いました。見えているところだけが本質じゃないと思うので、佑って本当はどういう人なんだろう…ということを自分なりにすごく考えました。

――視聴者の皆さんに注目してほしいポイントはどこですか?

佑とコタローの関係性を見てほしいですね。佑を唯一信頼してくれる相手がコタローなんですが、そのコタローに対して佑はある行為をしてしまう…。でもそんな佑にコタローは温かい言葉を掛けてくれるんです。コタローと佑にしか分からない関係性があるんですよね。児童養護施設で一緒に育った2人にしか分からない生き方を感じていただけたらいいなと思います。

――初共演となった主演・横山裕さんの印象や、今回の共演で感じたことを教えてください。

横山くんとは、歌番組で一緒になった時にごあいさつさせていただくくらいで、ここまで濃い時間を過ごさせていただいたことがなかったんです。だから最初は勝手な印象で、怖い人というか、厳しい人なのかと思っていました(笑)。でも実際にお会いしたらめちゃくちゃ優しくて、僕がテイクを重ねてしまった時にも「全然気にしなくていいよ!」と言ってくださったり…僕が負担を感じないようにしてくださったんです。だからプレッシャーを感じず、伸び伸びとやらせていただくことができました。楽しく演じられる環境を作ってくださった横山くんやキャストの皆さん、監督をはじめスタッフの皆さんに感謝しています。

――最後に視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

コロナ禍で人に会う時間が減った反面、人との関わりについて考えさせられる時間が多くなったと思います。「コタローは1人暮らし」は、人との関わりをすごく深く描いている作品なので、この機会に家族や周りにいる人たちとの関わりなどを振り返りながら見てほしいなと思いました。年齢に関係なく、人と関わることがどれほど大切なのか、“生きる”って大変なことも多いけど楽しい、という深いところまで感じていただけたらうれしいです。このご時世にこそ見ていただきたい作品だと思います。