「今までに昌磨・樹に一番笑わされたこと」というテーマでは、昌磨が樹に「ない」とひと言。「ないですね。だいぶ大人にはなったけど、ギャグセンは全く成長が見られない。全く面白くないので、(大阪人であり、宇野家とも家族ぐるみの付き合いとなっているコラントッテの)社長に学んだら?」とぶった切ると、「そうですね。昔から何を言っても『つまらない』『面白くない』って言われてました(笑)」とこれも苦笑い。
樹は昌磨が「財布を捨てた」エピソードで反撃し、「コンビニで買い物して、出たゴミを捨てようとして、右手と左手を間違えて…とか。こういうの多くて毎回笑ってます」と明かすと、昌磨も「これは弁明の余地がないですね。そのとおりです。忘れ物が多いとか言われても、忘れ物を覚えたらそもそも忘れないですし、弁明の余地はないです(笑)」と降参していた。
他にも幼少期のかわいらしい2人の写真が披露され、2人は「これはいつ頃だ?」「僕の背が小さいから1年生くらい?」「それは見れば分かる(笑)。そんな前か? 中京大学?」と気の置けないやりとり。もう1枚には「これは樹のアイスホッケーのイベントがあって、僕が呼ばれてないけど着いていったときのやつですね。僕もアイスホッケーをやっていたので、すごく仲良く(電車ごっこのように連結して)滑っていた」と、フィギュアスケートとアイスホッケーの靴の違いの説明を交えて紹介。
昌磨は「今は全く緊張しないし、そのせいでいらんことまでしゃべって怒られるけど、この写真の頃はシャイで、カメラのほうも見てない(笑)。小さいときは本当に自信がなく、前に出たくない気持ちばかり強くて……。そんな自分をフィギュアが変えましたし、コラントッテさんはじめ、演ってく上で出会った人たちがよかった。運に恵まれていたと思います」と感謝していた。
◆取材・文=坂戸希和美
※記事初出時、宇野昌磨さんと宇野樹さんの発言の表記に誤りの箇所がございました。訂正してお詫びいたします。申し訳ございませんでした。