――連ドラのレギュラーが初ということもありますし、思い入れの強い役と作品になりましたね。
はい。今年の頭にマネージャーさんたちと今年の目標について話をしていて、「今年は連続ドラマにレギュラー出演したいです!」って話したんです。そうしたら、その何分か後にマネージャーさんに連絡があって、このドラマが決まった話を聞いたんです!宣言した直後に決まったということもあって運命を感じました。
――(笑)。そんな「カラフラブル」も今週ついに最終回。このドラマの魅力はどんなところにあると思いますか?
このドラマは恋愛以外にも、さまざまなメッセージが詰まった作品だと思います。 タイトルにあるジェンダーレスのこともそうですし、例えば第2話では生理について取り上げていて、そういうドラマって珍しいなって思いました。女性の中でもしんどい人とそうでない人がいるというのを見ていただいた方にわかってもらえると思いましたし、男性には「そうこともあるんだ」ってわかっていただけたじゃないかと思います。女性も「そういう時のこともわかってほしい」という気持ちがあるので、どちらからも共感できますし、この作品を観る事で、私も今まで気にしなかったことで勉強になることが多いです。最後まで楽しんでご覧ください。
――今後、ドラマへの出演もさらに増えていくと思いますが、演じることの楽しさをどう感じていますか?
演じることが楽しいと思うきっかけになったのは、2019 年の12月から2020年の1月にかけて上演された松尾スズキさん演出の舞台「キレイ〜神様と待ち合わせした女〜」に出演した事でした。キャストの皆さんの演技力の凄さを見て、自分もそうなりたいと思いましたし、人前で演じる楽しさ、人前に立つ楽しさを実感して、そこから演技が楽しくなりました。 ドラマも舞台も好きです。舞台は一発勝負のドキドキ感が楽しいです。稽古期間が⻑くて、 地方公演があったりすると皆さんと移動して、食事をしたり、一緒にいる時間も⻑いので仲良くなれるところもいいなぁって。今はコロナの影響でそういう感じではないと思いますけど、また舞台で全国各地へ行ってみたいって思っています。
――コロナ禍で“おうち時間”が増えている思いますが、何か新たに始めてみたいことはありますか?
ドラムをやりたいなって。高校生の時に文化祭で女の子バンドを組んで演奏したいと思ってたんですけど、結局できませんでした。ドラムができる友達と一緒にアミューズメントパ ークに行った時に、ドラムやギターが演奏できるお部屋を借りて、少し教えてもらったんです。そうしたらドラムが面白かったので、ちゃんとやってみたいです。ダンスをやっていたからリズム感はあると思うので、ドラムもひょっとしたら得意かもしれないです(笑)。
―ー最後に、女優として今後演じてみたい役も聞かせてください。
自分と真逆な役をやってみたいです。狂気的でぶっ飛んでるような役とか(笑)。でも、やっぱり少女漫画が好きなので、恋愛系の作品で胸キュンしてみたいです。
(取材・文=田中隆信)
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)