内藤剛志主演のドラマ「警視庁・捜査一課長 season5」(毎週木曜夜8:00‐8:54テレビ朝日系)は、2021年6月3日(木)に第8話が放送される。せりふ、演者のやりとり、展開をはじめ、“お約束”“決まり事”パターン多投や、ダジャレのような役名、コミカルなやり取りにより、刑事ドラマとしては異例のバラエティー感が持ち味の同ドラマ。こうした作風の裏側にはどんな狙い、そして作劇の苦労があるのか。連続ドラマseason1より担当する、テレビ朝日コンテンツ編成局ストーリー制作部・秋山貴人プロデューサーに質問をぶつけた。
――今回は、「警視庁・捜査一課長」の作劇法に迫りたいと思いまして。この決まり事の多いドラマがいかにして作られているのか、細かくうかがえたらと。勝手な想像ですが、脚本家の方のご苦労や、台本作りにおける丁々発止が予想されるのですが、そのあたりのお話からうかがえますでしょうか。
まずは、その回のテーマを何にするかということと、ゲストをどういうキャラクターにするかを、脚本家と議論を重ねながら決めていきます。そして、物語の流れは、脚本家のアイデアをベースに、「捜査一課長」の型と言いますか、“やること”のレパートリーに当てはめていく流れです。
笹川刑事部長(本田博太郎)の登場シーン、大岩一課長(内藤)の家のシーンは、今回はこういうテーマだから、こういうシーンにしたら面白いのではと、みんなでアイデアを出しながら考えていきます。この番組は、アイデアを出し合い、議論を重ねながら進めていくことが多いです。
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