【漫画】今さら聞けない!「ゆるキャン△」の「△」って何? "読んだだけでキャンプ気分"と話題の作品の魅力に迫る

2021/06/10 17:00 配信

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アツアツラーメン、餃子鍋…今すぐ食べたいキャンプグルメ!


ゆるキャン△」を語る上で欠かせないのは、何と言ってもキャンプならではのグルメ。単行本1巻第1話では、“ソロキャン”を愛する女子高生・志摩リンがキャンプ場で出会ったなでしこにカレー味のカップラーメンを振る舞うシーンがある。寒い冬の夜のキャンプ場で一からお湯を沸かして作ったアツアツのラーメンに目を輝かせ、口いっぱいに頬張るなでしこ。市販のカップラーメンにもかかわらず、何だか特別なものに感じられ、読者の空腹感とキャンプ欲を刺激する。

さらに単行本2巻第4話では、なでしこがカップラーメンのお返しに手料理を振る舞う場面も描かれている。「切ってぶちこんで煮るだけだもん!!」と言いながら準備を進め、出来上がったのは唐辛子の効いた真っ赤な担々餃子鍋。真冬の冷たい空気のなか、食べるたびに体の芯からポカポカとあったまっていく描写は、まるで自分も真冬のキャンプ場にいるかのような錯覚に陥るほどだ。

カップラーメンや餃子鍋など、作るのが難しいメニューではなくとも、キャンプならではの空気感なども相まって特別な一品に感じられ、読者からは「今すぐキャンプに行きたい!」「飯テロ…!」といった声が相次いだ。

絶景!アウトドアの醍醐味


ゆるキャン△」の作中に登場するキャンプ場や観光地は、実在する場所がモデルとなっており、聖地巡礼ができるのもこの作品の醍醐味だ。

単行本1巻第1話では本栖湖の湖畔でのキャンプが描かれているが、本栖湖から見える富士山は千円札の絵にもなっているというほどの絶景。キャンプの途中、なでしことリンが富士山と夜空に浮かぶ月を眺める場面は、ファンからも「名場面!」「感動せざるをえない」と絶賛の声が集まった。

単行本11巻第58話では、なでしこが奥大井湖上駅のキャンプ場を目指す道中、アプト式列車に乗る場面が描かれる。ここでは、車窓から見える風景が魚眼レンズを覗いたかのようなアングルでコマいっぱいに描かれ、臨場感たっぷりに表現されている。

他にも、アプト式列車と機関車の合体の場面や、大きな吊り橋を見上げる場面でもこの魚眼レンズのような描写は使用されており、漫画ならではの表現でまるで自分もそこにいるかのような迫力を感じられる。

道具やグルメや絶景など、さまざまな角度からキャンプの魅力を教えてくれる「ゆるキャン△」。アニメもドラマも原作に忠実に作られており、きっとどの回を観てもキャンプの魅力に気づけること間違いなし。気軽に外出できない今だからこそチェックしておきたい一作だ。

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