――撮影の感想をお聞かせください。
佐藤:撮影場所の窓が大きくて、非常に広いベランダで最高の物件だなと思いました(笑)。休日に、まだ明るいうちから飲む「知多風香るハイボール」も最高でしたね。林監督の作品は、光が本当に美しく、いつも感動しています。今回は風でカーテンが揺れる具合と、「風香るハイボール」をいかに美味しそうに撮るかにこだわっていたところが印象的でした。
シム:コンテを読んだ時、自由な空間のイメージが浮かんで、少しタイムスリップしたような、ちょっとしたファンタジーの世界にワクワクしました。最初は緊張もしていましたが、ベランダで風に包まれて立っていたら、いつのまにか開放された気分になり、自然と役に入れましたね。お仕事なのにリラックスしすぎてしまったくらい、とても気持ち良い時間で、現場の皆様も温かくて、素敵な時間を頂けたことに感謝しています。
――初共演となる今回の撮影中、印象に残っているエピソードがありましたらお聞かせください。
佐藤:撮影前はバタバタしていて、シム・ウンギョンさんとちゃんとご挨拶する機会がないまま、お互い別の建物での撮影に突入してしまったのですが、撮影終了後にトランシーバー越しで挨拶したのが面白くて、可愛らしかったです。
シム:離れた場所の設定なので、気持ちがちゃんと伝わるのか少し心配でしたが、佐藤さんがとても落ち着いて私の芝居を受けてくださったので、安心して最後まで頑張ることができました。撮影終了後、別の建物にいらっしゃる佐藤さんとスタッフの方々にトランシーバーでご挨拶をしたら、皆様が大きく手を振ってくださったことがとてもうれしかったです。映画のワンシーンのようで印象的でした。
――メッセージをお願いします。
佐藤:なんてことない日常に人生の本質は隠されていて、そのなんてことない日常に少しの彩りを与える存在として、「知多風香るハイボール」を楽しんでいただけたら幸いです。
シム:WEBムービーですが、映画のような世界感がある素敵な作品だと思います。きっと皆様にとっても、癒しの時間になると思いますので、ぜひご覧ください。