日本テレビで放送中のご当地青春ラブコメディードラマ「お前はまだグンマを知らない」(毎週月曜夜0.59-1.29)。“群馬あるある”を圧倒的熱量で描く同作は、井田ヒロト原作の同名漫画を間宮祥太朗主演で実写化した作品だ。以前よりインターネット上では群馬を“未開の地”“日本最後の秘境”などと独特な目線でいじっており、ドラマ化に当たってさらに盛り上がりを見せている。
そんな同作のヒロイン・篠岡京役として登場する馬場ふみかに作品の魅力を聞いた。
――京はどんな女の子?
“グンマ―(作中で使われる群馬県民の名称)”としての英才教育を受けてきた、“グンマ―のかがみ”のような女の子。登場するキャラクターの中で、最もグンマ愛にあふれた子なんですが、男の子にはちょっと冷たくて、あまり興味がないキャラです。
京ちゃんは、原作では結構エロいんですよね(笑)。でも初めて監督と役について話をした時に「ドラマでは漫画を気にしないで役作りしていいよ」と言われたので、原作には引っ張られないように意識しています。神月(間宮)くんの妄想シーンでは、漫画のエロい部分を思い出しながらやっていますけど(笑)。
――現実の京と、神月の妄想上での京は振り幅がすごいですよね?
極端に現実と妄想が違うので、演じていて楽しいですね。普段の京ちゃんだったら絶対しないということを、妄想シーンではできるので。
――馬場さんご自身と近いのはどちらですか?
普段の京ちゃんの方が近いですね。私は言葉使いとか、しゃべり方があまり柔らかい方ではないので…マネジャーさんからも言われますが(笑)。ただ、今回は監督さんからは「(馬場さんの)低い声がいい」と言っていただいたので、それも含めていつもの京ちゃんの方が自分的には近いのかなとは思っています。
――今作は群馬県について描かれますが、以前までの群馬に対する印象は?
実は、全然群馬のことを知らなくて…。「グンマって何があるんだろう、山ぐらいかな?」ぐらいの知識しかなかったんです。出身の新潟とは隣同士なんですけどね(笑)。
――ドラマの肝でもある“グンマあるある”については?
学校のあいさつで「起立・注目・礼」とあるんですが、「『注目』ってなんだ?」って衝撃的でしたね。グンマの人たちはそれが全国共通だと思っていることにもビックリして。あったとしても「起立・気をつけ・礼」ですよね、新潟でも起立・礼・着席でした。
それと、初日はグンマで撮影したのですが、漫画にある通りずっと強風だったのが印象に残っています。「この風本当なんだな」と、グンマあるあるを体感できました。
――作品を通してグンマは好きになれそうですか?
好きになりそうです! これだけ「群馬のことが好き」というせりふがあって、群馬の知識を増やしたら愛着というか群馬に対して愛情が湧いてきました(笑)。焼きまんじゅうなど群馬の名産もまだまだ食べられていないので、ぜひ食べたいです!
――出身の新潟に対する思いは?
新潟に対する愛もすごいですよ。私的には、新潟が一番住みやすい場所だと思っていて。地元だからというのが大きい部分もありますが、街があって、近くに海もあって、山もある。すごく四季がはっきりしている場所なんです。ご飯もお米やお魚がおいしいので、食事でも四季を感じられますからね。
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