6月6日、ハロプロ研修生による定期公演「Hello! Project 研修生発表会 2021 6月 〜Rainbow〜」がZepp Tokyoで開催。新型コロナウイルス感染防止対策が取られた下で行われた同公演では、ハロプロ研修生が有観客で全19曲を披露した。
ライブの幕開けは、直前まで降っていた小雨を吹き飛ばすような爽やかさを全員が放っていた「きみの登場」。続く「アニマルランド」では元気いっぱいに駆ける姿から変調後のスローなサビまで堂々とパフォーマンスし、3曲目の「超HAPPY SONG」ではバトンをつなぐように与えられたソロの歌割りに、それぞれが個性を詰め込んだ。緊張も見え隠れしていたが、4曲目の「ミステイク」ではハロプロ研修生ユニットの4人が巧みなチームワークを見せ、ステージを引き締めた。
中盤では、シャッフル構成で5人ずつが楽曲を披露するブロックも。「今夜だけ浮かれたかった」では中山夏月姫、小野田華凜、西崎美空、植村葉純、有澤一華が大人っぽい歌詞に挑み、背伸び感で魅了。続く「君だけじゃないさ...friends」のアコースティックバージョンでは、広本瑠璃、平山遊季、北原もも、豫風瑠乃、村越彩菜が切ないバラードで高い歌唱力と存在感を遺憾なく発揮した。さらに、中山、松原ユリヤ、橋田歩果、江端妃咲、石山咲良の5人は、季節柄にもぴったりなミディアムナンバー「如雨露」をみずみずしく、かれんに演じ切った。
そして、この日はソロブロックも設けられ、5月29日に行われた「春の公開実力診断テスト」で受賞したメンバーが、実力診断時と同じセルフプロデュース衣装で登場。ようやく生の観客に向けて楽曲を披露できたということもあり、昼公演でトップバッターを務めた北原からは「ブギートレイン'03」でカメラアピールとまた異なった笑顔がこぼれた。また、植村は「大人なのよ!」で全身から伝わるリズム感の確かさ、江端は「VERY BEAUTY」で表情や仕草の華やかさを見せた。
ソロブロックの後半は、昼・夜公演共通で実力診断の投票上位2名が登場。“準ベストパフォーマンス賞”を受賞した中山は、高い総合力と世界観を感じさせる動きで「記憶の迷路」を披露。“ベストパフォーマンス賞”を受賞した豫風は「この世界は捨てたもんじゃない」で優しさと歌唱力を兼ね備えた歌声を聞かせ、会場には大きな拍手が沸き起こった。
ソロブロック後には、研修生ユニットが「告白記念日」でキュートな姿を披露し、「ビタミンME」ではポンポンを手にステージを跳ね回り、観客席に元気を注入。
その後、ステージに全員が登場するとライブは終盤へ。和のリズムで力強く立ち回ったかと思うと、手のひらを花火のように咲かせた「一尺玉でぶっ放せ!」で会場の熱気が高めたところで、新曲「Upside down girl」を披露した。
ラストは「Hello! まっさらの自分」「青空がいつまでも続くような未来であれ!」と、伸びやかに明るいナンバーを立て続けにパフォーマンス。そして、公演サブタイトルにもなった「Rainbow」で公演は締めくくられた。
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