KDDI(株)では、携帯電話やパソコンのほか、“au BOX”で視聴できる映像作品を制作、配信中。現在配信中のLISMOオリジナルドラマ第8弾「恋ばな-スイカと絆創膏-」に、石黒英雄が出演。9日(月)から配信される第2話より登場する。
「恋ばな」は、軽音部に所属する大学生・襟川桐子(仲里依紗)が、ピアノが得意で誰にでも優しい先輩・寺内静香(安藤サクラ)と、その恋人・水田圭吾(石黒英雄)の2人に恋をする姿を描いた作品(各約5分、計4話)。マイペースでちょっとドジな桐子を見守る先輩という役どころを演じた石黒が、撮影を振り返った。
―――台本を読んだ感想をお聞かせください。
“飾ってない”というのが第一印象ですね。ドラマっぽい感じじゃなく、リアリティーがある作品だと思いました。セリフっぽくないセリフという雰囲気の、日常の言葉が多くて、読んでいて楽しかったですね。水田はほぼ僕の実年齢に近い役だったので、そういう部分でもリアリティーは感じました。
―――水田は桐子から恋愛相談される場面がありますが、プライベートでもそういった相談を受けることはありますか?
いや、全然ないです(笑)。中学生のころに友達に相談したことはありましたが、自分がされたことはないんです。だから、今回は演じていて楽しかったですよ。役の上とはいえ、後輩の女の子から相談されましたから。でも、桐子は相談する相手を間違えてますよね。一番初めのシーンを撮る時に、監督から「水田は“女男”でいいんだ。どちらかというと静香のほうが男らしい感じでいい」って言われていたんです。別の言い方をすると、水田はちょっとだけ頼りない感じの先輩なんですよ。だから、桐子から相談されたら話を聞くことは聞くし、聞き上手ではあるんだけど的確な答えは出せない。そういう男ですからね。だから散々話を聞いた後に、「静香に電話してみるか?」って言っちゃうんでしょうね。
―――桐子と一緒に海までドライブするシーンがありますが、実際には免許は持っていないとか?
はい。でも、以前から取りたいとは思っているんですよ。18才になった時からずっと取るつもりではいます。この作品みたいにドライブしたいですし。
―――助手席に乗せるとしたら桐子タイプ、静香タイプ?
う〜ん…。桐子タイプはちょっと苦手かも(笑)。謎めいていてホワホワしているし、分からない部分が多いでしょ。仮に、一緒に生活するとしたら大変だと思います。1回髪の毛を洗ったのに、もう1回洗っちゃいそうな感じというか(笑)。ですから、静香タイプのほうがいいですね。彼女はしっかりしているし、お互いを理解するまでにあまり時間が掛からないと思います。桐子は地に足が着いていない時が多いので、理解するのに何十年も掛かりそうですから(笑)。
―――ドライブはまだできないとのことですが、ことしの夏は何か楽しい出来事がありましたか?
プライベートでも、仕事の現場でもバーベキューを何回かしました。ドラマ「ダンディ・ダディ?」('09年、テレビ朝日系)の現場では舘ひろしさん主催のバーベキューがあったんです。これはすごかったですね。肉を数10kgとかって感じで。出演者とスタッフみんなで食べました。プライベートでは、この作品と同じように海辺でやったんです。だから、「恋ばな」の撮影現場では誰よりもバーベキュー慣れをしていましたね。演出として煙をたくさん出したいという場面があって、スタッフの方が炭に水を掛けていたんです。でもなかなか煙が上がらなかったので、「それじゃだめです」ってしゃしゃり出て、焼き肉のタレをかけたら大成功(笑)。この夏の経験が生きました。
―――じゃあ、夏は好きなんですね?
いや、実は冬のほうが好きなんです(笑)。当たり前ですけど、夏って汗をかくじゃないですか。Tシャツ1枚でもそんな感じなのでどうしようもないけど、冬は寒ければ重ね着ができますからね。だから、「早く冬にならないかなぁ」と思うことはよくあります。
―――そんな大好きな冬が近づく今、配信がスタートしたこの作品ですが見どころを教えてください。
桐子とまったく同じパターンではなくても、これに近い感覚の恋愛の悩みを抱えている人は結構、いるんじゃないかと思います。何とも言い難い、言葉にならない恋であり、人には伝えづらい恋ですよね。いろんな恋の感情が詰まっている作品だと思います。個人的には、すばらしい出演者の方と共演できましたし、萩生田宏治監督とご一緒できたことがうれしかったですね。わずか1週間の撮影でしたけど、今後につながる作品に参加できたという気持ちです。
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