京都府警サイバー総合事犯係の刑事・多和田昭平(間宮)は、捜査二課の刑事とともにフィッシング詐欺グループのアジトである廃工場に突入しようとしていた。そのアジトはサイバー総合事犯係の主任・安洛一誠(佐々木)が解析の結果、割り出した場所だった。
だが突入直前、安洛は些細なヒントから、その廃工場の中に“移動型アジト”が隠れていることを察知。その読みどおり、容疑者たちはコンテナトラックごと逃走を図ろうとしており、工場から猛スピードで飛び出したトラックに捜査員たちは大混乱。現場に駆け付けていた新人刑事・古宮山絆(福原)の機転もあり、なんとか捕らえることができた。
詐欺グループを確保でき、ホッとしたのも束の間、絆と多和田は想定外の事態に遭遇する。廃工場内に後頭部から鮮血を流した男の遺体が残されていた。
まもなく遺体の身元は、5年前に懲戒免職となった元所轄の刑事と判明。警察組織への恨みから詐欺グループに加担し、仲間割れの末に殺害されたものと考えられたが、遺体を解剖に回したところ、胃の中から奇妙なものが見つかった。取り出されたのは、USBメモリー。被害者は後頭部を殴打されて瀕死の状態の中、何者かに無理やりUSBメモリーを飲み込まされたようだった。
仲間割れによる衝動殺人だとしたら、そんな手の込んだことなどするだろうか。安洛は、そのUSBメモリーを使ってウイルスを仕掛ける“ソーシャルハッキング”こそが犯人の狙いだと見抜くが、その瞬間、まさにウイルスが発動。府警本部内のありとあらゆるネット機能がすべて停止してしまうという緊急事態が発生し大混乱に。
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