まず、8人が置かれるシチュエーションがとにかく異色。共同生活する中で、参加者たちは自分の元恋人がほかの異性と楽しく話す場面を見なければならない。さらには“シャッフルデート”も行われ、楽しそうな元恋人の姿に嫉妬する参加者も…。
普段では考えられないシチュエーションだからこそ生まれる参加者たちの素直な喜怒哀楽。SNSで飛び交うのは「これはヤバい…沼りそう」「別れたほうがいいって思いながらずるずる行ってしまうのホントわかるよ」といった、まるで女子会の恋バナのようなリアルな感想ばかり。
参加者はみな、本物の元カップル。それだけに、積み重ねてきた日々を背景に繰り広げられるリアルな会話は共感度抜群!「あの時こうだったよね?」という言葉の端々から過去の2人の歴史も垣間見えて、応援したい気持ちもグッと高まる。
たとえば、早めに結婚したいロイ(リョウスケ)と「あと3~5年は結婚したくない」というハルナの“人生プラン不一致カップル”は、大事な将来のビジョンの話になると途端に会話がかみ合わなくなる。今は仕事を頑張りたいと話すハルナに「ハルナが仕事を頑張って僕がサポートするじゃだめなの?」とロイが提案しても、ハルナは乗り気ではない様子。
一方、ハルナもロイにはうまく伝えたいことが伝わらない。お互い自立した関係で、相手を大切にし合いたいと説明を試みるハルナ。だがロイは「仕事頑張れって話?」「奢る奢らないの話なの?」と、まったくピンときていない。
なかなか分かり合えないもどかしさに、視聴者も「『奢ればいいの?』ってそういうことじゃないんだよ!気持ちの話なの!ロイ君そういうとこだよ!」「ああ、この話噛み合わない感じ、すっごくわかる」「ハルナとロイはお互い好きなのがわかるから、すれ違いがつらいよ…」と一緒になってヤキモキ。そんな、友達の恋の相談に乗っているような不思議な一体感が、<隣恋>にハマる理由だ。
第4話では、お互いへの思いに気づいたユウスケ&マキコのペアがリタイアを選択。復縁を選び、去っていった。真っ先に幸せをつかんだ2人には、視聴者からも「2人の成熟した空気感、すっごく好きだったから嬉しい!」「おためし破局しても『元恋人が一番好き』ってなるのキュンでしかない」と喜びの声が上がった。
6人になって、第5話から<隣恋>は舞台を沖縄・宮古島に移し、後半戦に突入した。6月13日(日)放送・配信開始の第6話では、元恋人が自分以外の異性とデートしている映像を見るという、かなりきつい展開に。それぞれ元恋人が別の異性とデートする姿を見てどう思うのか…6人の本音が浮き彫りになる。
キスから生まれる恋模様に興奮したりドキドキしたりが楽しい<ドラ恋>、そして、リアルなカップルが直面する人生の岐路に共感せずにいられない<隣恋>。この週末はお酒を片手に、“キュンキュン”だけじゃない恋愛のビターな魅力にドハマりしてみては?
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)