千葉雄大&伊藤沙莉、撮影の待ち時間は「寸劇みたいなことをよくやるので…」“仲良しエピソード”を語る!<いいね!光源氏くん し~ずん2>

2021/06/13 12:00 配信

ドラマ インタビュー

“沙織殿”を演じる伊藤沙莉(C)NHK

伊藤沙莉「一つ上のステージにきたんだなと感じます」


――「し~ずん2」では、前作とは違い、少し踏み込んだような光と沙織の恋愛模様が描かれますね。

千葉:そうですね。前作のときは、岡崎体育さんの主題歌(「二二二二二」)じゃないですけど、好きというシンプルな気持ちで突き進んでいたと思うのですが、今回は好きだけじゃやっていけない現実的なところも描かれています。
ただそういう壁にぶち当たった時に、「なんであの時は出来ていたのに」とか「あの人とならできていたのに…」とか現実の僕たちも考えてしまうと思うのですが、
なにが一番大事なのかと考えることが、今回のドラマのポイントだと思うので、そこの紆余曲折みたいなところには注目してほしいですね。

――共感できるところが多くなったということでしょうか?

千葉:前作はファンタジー的なところが多かったですし、日常のほんわかした部分が魅力だったかな?と思うのですが、今回はそういう所もありつつ、共感できる部分もあるのではないかと思います。
もちろん源氏物語の世界から現代にきたという世界観なので、ファンタジーなところもあるのですが、光や沙織が考えていることを、仮に見てくださっている方々に置き換えても、共感していただけるポイントがあるのではないかな?と思います。

伊藤:沙織は、前作は“好きになっちゃいけない”という初歩的なところで自分の感情をちょっと抑え込まなきゃいけなかったのですが、今回は“期待しちゃいけない”とか、現実的な先を見据えた不安へ変化していきます。
前作では、漠然と光くんとの時間が続けばいいのに…と思っていたことが、それがいざ続くとなったときに、一緒にいても好きだけでは難しい部分がどんどん出てくる。そこをどんなふうに捉えて、どういう風に考えて、どこで妥協するかということもあると思うので…。
そういうところが、お互いに成長した部分かなと思います。
関係性として一歩、成長した分辛いけれど、一つ上のステージにきたんだなと感じます。

“光源氏”を演じる千葉雄大(C)NHK


――前作から平安貴族を演じてきた千葉さんですが、所作などはもう慣れてきたという感じなのでしょうか?

千葉:そうですね…。所作というよりは、光は烏帽子をかぶっているじゃないですか?前作ではたまに、申し訳ないことにセットにぶつかってしまうこともあったのですが、今回は本当にそれがなかったです。
でも、烏帽子をかぶってないときでもくぐるよう動作をとってしまったこともありましたね(笑)。烏帽子込みの高さに慣れてしまって(笑)。

伊藤:「あー!」って、烏帽子をかぶってないのにくぐってしまったことに千葉さんが自分でびっくりしているところを目撃しました(笑)。
あと、今思い出したのは、呼ばれて走って現場に向かう時に、千葉さん走れないんですよ、烏帽子が飛んでいってしまうので…。千葉さんは、俊敏な動きができないから、現場でもずっと“みやび”でしたね(笑)。

千葉:そうですね。でも、これは役作りというより、僕の中からにじみ出ていたものだと思いますよ(笑)。