三浦貴大&剛力彩芽が『彼女のウラ世界』撮影の裏側を告白「監督も撮り忘れたりしてね(笑)」<Interview>

2021/06/20 07:00 配信

ドラマ インタビュー

「彼女のウラ世界」に出演する三浦貴大、剛力彩芽 撮影=阿部岳人

――そういうことって、世のカップルのあるあるだと思います。

剛力:そうなんです。

三浦:会話は大事ですよね。

剛力:些細なことでもコミュニケーションを取ることはすごい大事だなと感じました。

――一方の明子はどんな人物だと感じましたか?

剛力:20代後半の人が実際に悩むような結婚と仕事、親という葛藤のなかで生きていて、自分にそこまでの責任感はあるのだろうかとモヤモヤしている普通の女の子なのかな?とは思いました。敏郎にプロポーズされたり、仕事面でも大きな立場を任せられたり、偶然、いろんな重圧が急に迫ってくる感じというのは、それぞれに差はあれど20代後半の女性にはよくあることなのではないかな?と思います。

――『TOSHIRO SIDE』と『AKIKO SIDE』、それぞれを演じる際に意識したことはありますか?

剛力:私は格好が全然違うので自然と違いが出たと思いますが、基本的にはどちらでもサバサバしているつもりでいました。しかし、敏郎と一緒にいるときは彼が好きな女の子像を演じていた部分もあったと思います。こういう返事がほしいんだろうなということを無意識に言ったり、行動したりしていたのではないかと。

三浦:そうだね。そうかもしれない。僕の方は、差はなかったです。明子と違って、裏表というより時系列で変化していくので、感情面はわかりやすかったです。

――相手役が三浦さん、剛力さんで良かったと感じたことはありましたか?

三浦:ありました。僕らは二度目の共演なので安心感がありましたし、剛力さんは撮影中も普通に話せるので、とても助かりました。たとえ、役の上で敵対していたとしても現場で普通に話せる人の方が僕はやりやすいので。それから、敏郎にとっての“ウラ明子”に初めて出会ったときに、本当に“ウラ明子”だ!と思えたんです。パッと見ただけでも、今まで俺の前にいたのは誰だったんだ!?という気持ちになれたので、剛力さんで良かったなと思いました。

剛力:私も安心感がありました。ただ、前回共演した時は妹とお兄ちゃんだったので、それが抜けないかも?とは思いました。三浦さんは本当にお兄ちゃんっぽいので、撮影の合間は妹かイヌかってぐらいで接してしまうんです(笑)。

三浦:イヌ(笑)。

剛力:それぐらいの勢いで接してしまうので、ちゃんと恋人同士に見えるかなという不安はありました。それから、三浦さんはいい意味でフラットな状態で現場にいてくださるので、すごく助かりました。スケジュールがギュッ!とした大変な撮影だったのですが、三浦さんの顔を見るとホッとできたので。

三浦:良かったです! 僕は感情の起伏が無なので(笑)。

剛力:無ではないですが、フラット。穏やかなんです。