――今作は別れから相手を知り、自分自身も見つめ直すヒューマンラブストーリーなのかなと思ったのですが、実際に見ると全然違うなと思いました。
剛力:一瞬ホラーになりますしね。
三浦:ミステリーから、ホラーになる(笑)。『TOSHIRO SIDE』はミステリーで、『AKIKO SIDE』はホラー。
剛力:恋愛要素もヒューマンも入ってないですよ!
三浦:ホラーだよ。だって、ホラーみたいな照明のシーンあったしね(笑)。
――さまざまな要素を含んだ作品ですが、どんなところが見どころだと思いますか?
剛力:私はまず冨永監督の見せ方です。こんなふうにドラマを作るんだという時点から面白かったので。それから、三浦さんのくさいセリフをサラッというところは意識して見ていただきたいです。
三浦:あれはすごい頑張ったよ。
剛力:超ナチュラルでしたよ。
三浦:いやいや。ナチュラルにやるのがすっごい大変だったんだから!
剛力:あはは。ぜひお見逃しなく。それから明子の格好も見ていただきたいです。『TOSHIRO SIDE』と『AKIKO SIDE』で全然違うのですが、『AKIKO SIDE』の衣装もヘアスタイルもメークもすごい好きで。意識して印象を変えたので、そこも見ていただけるとうれしいです。
三浦:僕はプロポーズのシーンです。ここから全てが始まりますので。そして、そのときの敏郎と明子の表情の違い。明子は“何が始まるんですか?”というような表情をしているので、ぜひ注目してください。
取材・文=及川静
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