3月12日に東京・吉祥寺SEATAで、神宿のワンマンライブ「神が宿る場所~羽島めい・関口なほ卒業公演スペシャル~」が行われた。
アイドルの“卒業公演”というと、どうしても「グループからの卒業」と思われがちだが、これは2人が3月で高校を卒業することを祝った、本当の意味での卒業公演。
第一部が青担当・めいりんこと羽島めいの部、第二部が緑担当・なっぴぃーこと関口なほの部で、もう高校の卒業式を済ませている2人は、晴れ晴れとした様子でライブに臨み、ファンもそれぞれのカラーのサイリウムで2人を祝った。
もちろん、ライブはそれだけでは終わらない。一部では、リーダーであり、羽鳥めいの姉でもある羽島みきが、「本当に高校卒業の資格があるのか」と問い掛け、急きょ、2人の学力を確認するため、漢字テストが行われることに。
出題されたのは、神宿の歌詞の一部を穴埋めする「神宿漢字検定5級」の問題。MC担当ながら漢字が苦手なめいりんに対し、自信満々のなっぴぃーだったが、結果はめいりんが5問中4問。なっぴぃーが5問中1問正解という“まさか”の結果になり、漢字対決はめいりんが勝利した。
二部では、再びリーダーの羽島みきが「社会人としてやっていくには、体力が必要」と持論を展開し、体力測定が行われることに。2人の体には歩数計が取り付けられ、ライブ中、どちらがたくさん動いているかを競った。
この対決は女子サッカー全国大会出場経験もあるめいりん有利かと思われたが、結果はめいりんの2755歩に対し、なっぴぃーが3400歩で勝利。2人の勝負は1勝1敗の五分で終わった。
ライブ後の特典会でファンから卒業証書と花束を手渡された2人は、最後に一言ずつファンたちの前であいさつをした。
高校1年生のときに神宿を始めて、高校生活は神宿で充実していたんですけど、つらいこともたくさんあったし、でも舁夫さん(=ファン)が支えてくれて。メンバーにもすごい迷惑をかけたんですけど支えてくれたので、無事卒業できて良かったです。
みんな「JK」好きだろうけど、「JK」じゃなくなっても、これからも応援よろしくお願いします。
高校1年生の8月にスカウトされて神宿を始めて。高校が厳しい学校で、校則やこういう活動に関しても厳しいところがあったんですけど、担任にも恵まれて、ちゃんと高校を卒業できたし、何よりそばに居てくれる舁夫さんがいたから、神宿を続けてこれたのだと思います。
こうやって自分の卒業公演があって、花束や卒業証書ももらえて幸せだなって思ったし、これからも皆さんに恩返しができるように、高校を卒業したので、これからは大人として頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします。
最後は「みんな、舁夫を卒業しないようにね!」と、見送ってくれるファンに声をかけ、2人は楽屋に戻った。
なお、神宿は現在、初の全国ツアーの真っ最中。3月19日(日)には仙台公演があり、4月30日(日)の東京・品川ステラボールで行われるファイナルまで続く。
神宿の“アドベンチャー”はまだまだ終わらなそうだ。
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