――ずばり、タイトルにちなんでお伺いしたいのですが、「平穏世代の若者たち」に伝えたいことはありますか?
すごいアンチテーゼなタイトルですよね。「平和ボケ」とか「平穏世代」という言葉から先生が何かを伝えたいのか…本当のところはまだ分からないんですけれど、私は、今の子たちのほうが圧倒的に能力は高いと感じているんですよね。
パソコンがあって、ちょっと調べれば知りたいことがすぐ手に入る。情報量が圧倒的に一昔前とは全然違っていて、彼らが得ようと思えば、得られる知識がたくさんこの世の中には溢れているんです。
でも、溢れすぎているからどれをチョイスすればいいか分からないっていうのが今の子たちの悩みかもしれないですね。これを選んだところでもっといいものがあったらどうしようとか、それが原因で物事を中途半端にしてしまったり…。
ただ、この作品の中ではモラルのないキャラクターたちが一つ決めてがっつりやる、がっつりやって一回失敗しちゃえばいいじゃん、失敗したら次にいけばいいっていうことをわちゃわちゃやっているので、作品を通して、やりきる心地よさ、エネルギーみたいなものが自分の中にもあるということを感じてもらえたらいいなって思います。
――ありがとうございます! 最後に放送を楽しみにしているファンの皆さんにメッセージをお願いします!
とにかく『ギャップ』ですね! 楽しい時には絶対に悲しみがあって、この『ギャップを引っ張り合うことによって人間には摩擦が生まれて、その摩擦の中でエネルギーを蓄えて放出していると思っています。
この作品は、その『ギャップ』の連続だと思うので、そのエネルギーを体感していただけたらなって思います。何も考えずにこの世界観にハートごと、魂ごとズブッと入って、作品を通してさまざまな味わい方をしていただけたら。
※朴ろ美の「ろ」は正式には「王」に「路」
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