――震災の日、長男・拓馬(岡田将生)が亡くなる悲劇が一家を襲う。父と娘は、その命と引き換えに生まれた子馬に希望を見いだすが…。
役所:拓馬は太陽のような存在だった。岡田くん自身もそうですが、あの明るさが松下家にとっては必要だったんです。
新垣:私は岡田さんとの共演が3度目。実際には彼の方が年下で、「兄と妹として成立するかな」と2人で心配していました。でも、岡田さんの演技は素晴らしく、妹の立場を演じられました。
役所:拓馬を失ったことで、父と娘、そして田中裕子さんが演じる母親の佳世子、この3人がお互いを補い合おうとする。拓馬の残した夢に向かって、一つになっていくんだよね。
新垣:「お兄ちゃんの夢」として子馬を育ててきたけれど、後編では「お父さんと私の夢」と言うようになる。これからも一緒に生きていくという決意を感じられるシーンですよね。
役所:演じる僕たちも「家族会」と称して一度、飲みに行ったね。僕と新垣さんと田中さんの3人で。
新垣:そのとき、田中さんが「私たち、出会えて良かったね」と言ってくださって、すごく救われました。
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