HKT48・宮脇咲良の卒業コンサートが開催 指原莉乃、兒玉遥もサプライズ出演

2021/06/20 06:30 配信

アイドル

卒業コンサートを行ったHKT48・宮脇咲良(C)Mercury

6月19日にマリンメッセ福岡A館にて、HKT48宮脇咲良の卒業コンサートが行われた。

同公演は、福岡県に発令された緊急事態宣言に伴う「収容人数50%」等のイベント開催要請や、政府が定める感染症対策ガイドラインに従い、来場者は会場収容人数約10000人に対し半数以下の4000人、入場時に検温・手指消毒、またフェイスシールド着用を徹底し、有観客にて開催された。

1曲目は、HKT48の卒業ソング「桜、みんなで食べた」。全メンバーが一斉にステージに登場し、宮脇の卒業コンサートを幕開けから盛り上げた。オープニングの5曲を終えると、宮脇は「始まっちゃったー。この日が来てほしいような、来てほしくないような」という複雑な気持ちを吐露しつつ、「最後まで駆け抜けたい。ありがとうの気持ちを伝えるコンサートにしたい」と意気込みを語った。

ユニットパートでは、各チームや期ごとに分かれてパフォーマンス。宮脇がそれぞれのメンバーへの思いを込めてセットリストに組み込んだ曲が続き、IZ*ONEとして共に活動してきた矢吹奈子とは、「夢を見ている間」(IZ*ONE楽曲)を披露。同じく元IZ*ONEメンバーのAKB48本田仁美からは「永遠の憧れの先輩です」とのVTRメッセージが届くと、これまで笑顔で通してきた宮脇の瞳が潤み、矢吹も涙を見せた。

親友・村重杏奈とは「思い出のほとんど」を歌唱。冒頭から声を詰まらせ感極まっている村重の手を取り、自身も涙を流しながら優しくほほ笑みかける宮脇の姿が見られた。

ユニットパートの最後は、同期の1期生との「夕陽を見ているか」。これまで数えきれないほどやってきた円陣を最後に力強く組む7人の姿に、会場からは大きな拍手が送られた。

また、宮脇のアイドル人生を彩ったソロ曲もラインナップ。「彼女」「夢でKiss me!」と、いちアイドルとしての宮脇の魅力が際立つソロパフォーマンスに、会場を染めるさくら色のペンライトが一段と大きく揺れるコーナーとなった。

さらに、公演終盤では「大人列車」に兒玉遥、「12秒」に指原莉乃がサプライズ出演し、宮脇の卒業を祝福。兒玉は「一緒の時間を過ごせて幸せです」と笑顔を見せ、指原は「咲良と(ステージに)立てるのはうれしい」と涙ぐみ、それぞれ対照的な表情を見せていたが、久しぶりにパフォーマンスを披露した2人に、メンバーも「ヤバいヤバい」と大興奮。その熱気が収まらないまま、全員で「最高かよ」を披露し、本編は終了した。

アンコールでは、宮脇がドレス姿で再登場。「あなたがいてくれたから」を披露後、スタッフやメンバー、家族、ファンへの感謝の気持ちを何度も頭を下げながら切々と語った。

クライマックスでは、卒業曲「思い出にするにはまだ早すぎる」、センターに抜擢されたAKB48シングル「君はメロディー」と、思い入れの特に強い曲を名残惜しそうに披露。

最後はこの公演1曲目でもあった「桜、みんなで食べた」で締めくくり、「10年間本当にありがとうございましたー!」と力強くあいさつ。メンバーに囲まれながら、卒業コンサートの幕を閉じた。

また、6月27日(日)には西日本シティ銀行HKT48劇場にて「宮脇咲良 壮行会」が開催される。