最終回の終盤、ファミレスでのアルバイト最後の日に偶然訪れた春斗を公園で待ち伏せしていた里穂子。「私はマクベスが解散してもファンじゃなくなることはありません。これからもず~っとファンで居続けることをここにお約束します」という思いを伝えたからだ。
それに対し、春斗は他に面白い芸人を探すことをすすめるが、「今後…どんなに面白い方たちが現われても、私にとって…マクベスのお三方だけは特別なんです。がんばってる姿も、悩んでる姿も、もがいている姿も、見てしまっていますし、私個人的には一番苦しいときを支えてもらいましたので。マクベスが解散しても、あなた方が精魂込めて作り上げたコントはこの世から消えることはありません」と告げた。
ファン歴は1年ちょっとと短くはあったが、長さは関係ない。どれだけ心を支えられた存在だったか。そしてそれはこれからも変わることはない。
「マクベスに出会えて本当に良かったです」という言葉まで、里穂子が涙ながらに語ったこの場面も、視聴者から「共感しかない」「心に刺さった」「ファンの鑑」といった声があふれた。
そして里穂子の言葉を静かに受け止めた春斗は「1人の人がちゃんと見てくれていると分かっただけで、俺たちみたいな人間は頑張れるんですよ。やってきた努力が無駄じゃなかったなって思えるんですよ」と感謝した。
菅田、有村という2人の演技を存分に堪能できる場面でもあった。
「コントが始まる」最終話はTVerで7日間無料配信しているほか、有料動画配信サービス・Huluでは全話とスペシャルコンテンツ「マクベスの23時」を配信中。
(文=ザテレビジョンドラマ部)
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)