まだ、終わった実感がなくて「明日はどのシーン撮るんだっけ?」って、また撮影現場に来ちゃいそうで(笑)。主人公の星くんは撮影前に台本を読んだ段階でも、すごく愛らしくて憎めない、いいキャラクターだなと思っていたんですけど、実際に演じれば演じるほど愛着が湧いていって。今日はクランクアップして嬉しい反面、この星くんの衣裳を着なくなると思うと寂しいですね。唐戸さん(片山友希)や捜田さん(岡田義徳)はじめ、さまざまな依頼人のキャストの方々とももっともっとお芝居したかったです。
印象に残っているシーンですか?絶対聞かれると思って考えていたんですけど、毎回毎回が濃すぎて、ちょっと1つに絞れないっていうか、パッと出てこなくて。「僕もメイキング映像を見て『こんなことあったなぁ』って振り返るのを楽しみにしています!」って言うのは逃げ道に聞こえますか(笑)?でも本心なんです。本当、毎日毎日が濃かったですもん。
劇中に出てくる食べ物だと第5話のナポリタンとカレーがマジでうまかったです!あ、第8話のピザもおいしかった!っていうか全部、おいしかったですね!印象に残ったシーンは全話にあるから、本当に1つには絞れないんです。
20代最後の撮影、30歳になって最初の作品、そして単独初主演といろんな初めてが重なった作品でもありました。そんな作品で僕がずっと「いつか一緒にお仕事できたらいいな」と思っていたヨーロッパ企画さんにもご協力いただき、ご一緒できたのは、なんか「単なる偶然」と説明しきれないというか?僕は勝手に運命的なことを感じてしまっていて。
本当に毎回毎回が貴重な体験で、勉強もさせてもらいましたし、今後の糧にもなりました。「いい30代を過ごせそうだなー」って思いました。これからもっといろんなことにもトライしていきたいな!というきっかけにもなりました。
演出の宝来(忠昭)さんとは15年以上振りの再会でしたが、当時は僕も中学生だったので、少しは成長した姿を見せられたのかなと思っています。この作品を経て、改めてスタッフさんに「支えられてるなぁ」と強く感じましたし、この先、さらにどんどんいろんなスタッフさんの方やキャストの方々と作品を共にたくさん作っていけるように頑張っていきたいと強く思いました。
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