テレビプロデューサーの佐久間宣行氏がパーソナリティーを務める「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」(毎週水曜深夜3:00-4:30、ニッポン放送)の書籍「普通のサラリーマン、ラジオパーソナリティになる~佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)2019-2021~」が、6月30日(水)に発売される。
元テレビ東京の社員で、現在はフリーランスとして引き続き同局の「ゴッドタン」(毎週土曜深夜1:45-2:10)や「あちこちオードリー」(毎週水曜夜11:06-11:55)などを手掛ける佐久間氏。同書では、2019年4月の番組スタートからテレビ東京を退社した2021年3月までの2年間の放送から、フリートークやゲストトークなどを厳選して収録。さらに、スペシャルインタビューや佐久間氏の描きおろしショート漫画なども掲載される。
今回は佐久間氏にインタビューを行い、今回の書籍の制作や内容、さらに毎週番組で行っているフリートークなどについて話を聞いた。
――本日はよろしくお願いします。今日は取材日ですが、これまでプロデューサーとして立ち会うことはあっても、ご自身の取材日というのは初めてなんじゃないですか?
僕だけというのは初めてですね。「ゴッドタン」の映画のキャンペーンでたくさん取材を受けたことはありましたけど、基本的には主演の劇団ひとりが取材を受けていたので、そういう意味では初の経験ですね。
――既に何回か同じ質問に答えていたりすると思うんですけど。
不思議なんですけど、「俺全然大丈夫だな」って思いました。やっぱりしゃべるのが好きだからかな? あと、プロじゃないから、やるたびに「もうちょっと話せばよかったな」みたいなことを思うんで、たくさんチャンスもらえてありがたいなって(笑)。
――打席が多い方が(笑)。
はい(笑)。打席の数もらった方がありがたいって気持ちが湧きますね。
――今回の書籍の発売は4月28日の放送で発表されましたけど、準備など、実際はいつ頃から動いていたんでしょうか。
7~8カ月前くらいに1回お話を頂いて、まずフリートークを入れたいというところから始まったかな。僕、フリートークはメモを作ってるんですよ。起きたことを忘れないように。それを全部(担当者に)お送りして、そこから細かく選んでいったって感じですね。
――出版のオファーを聞いた時は、率直にどう思いましたか?
驚きました。こんな早く出るんだって。5年記念とか10年記念とかで出るものだと思っていたので、全然考えてもいなかったんですけど。「(番組が始まって)2年で出したい」って言われて、「そんなに内容と思い出あります?」って聞いたら「全然いけます」って。最初に戸惑いが来て、次にうれしいって感じでしたね。
――誰かに話したりはしましたか?
家族に言ったつもりはあるんですけど、全く僕の仕事に興味がないんで「早ーっ」って言われたくらいだと思います(笑)。面白い仕事とか聞いてほしい仕事があったときは、「ちょっと参っちゃったよ」みたいな感じでレギュラー番組の会議で言うんですよ。忙しくなっちゃったよみたいな雰囲気で言って、みんなに「いいですね」って言われたがるんですけど、それももうみんな慣れてきて、反応もそんなに…。
15年もやってるから、「ゴッドタン」のスタッフとか、全員もう家族みたいなもんなので。「“オールナイト”の本が出るかもしれないんですよ」って言ったら、「へー、そうなんですか」って言われました(笑)。ラジオ好きの後輩だけ喜んでくれたかな。
――本を出すことについてタレントさんから何か反応があったりはしましたか?
ラジオは日村(勇紀)さんとか飯塚(悟志)さんとか若林(正恭)くんとか聴いてくれてるんですけど、タレントさんというより、とにかくマネジャーさんが熱いんですよね。何なんでしょうね、ほんと。バナナマンのマネジャーさんとか、オードリーのマネジャーさんとか、いろんな芸人のマネジャーさんが「あの回面白かったですね」とか言ってくださるんですよね。だから、「本出るんですね!」って言ってくれたのは、バナナマンのマネジャーさんだったかな…? 聴いた感想を毎回くれるっていうね(笑)。
――業界内にリスナーが多いんですね(笑)。
そうですね(笑)。時々、事務所の社長とかも聴いてるから、たまに「(話してる相手が)聴いてるの忘れよう」と思ってしゃべってます。
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