恒松祐里、“体当たり演技”で新ヒロインを熱演「頭がパンクしそうでした」<Interview>

恒松祐里にインタビューを行った ●撮影:宮川朋久

――印象的なシーンはありますか?

最終話の村西さんとのシーンですね。お互いをだんだん知っていく感じがして、すてきだなって思いました。今までは監督と女優だった2人が、普通の男女として新しい人生を始める感じがして好きです。

――この作品、どんな部分を楽しんでほしいですか?

シーズン1を見ていただいた方は、村西さんの山あり谷ありの人生の、山部分だったと思うんです。うまくいき過ぎだろうと思った方もいらっしゃると思うんですが、今回は本当に谷の部分でどん底です(笑)。その中でも、私が演じる乃木真梨子は、別のアプローチで村西さんに寄り添っていきます。他の人とは違う関係性にも注目してみていただきたいです。シーズン1でも素晴らしかった黒木(森田望智)との女の戦いも見どころになっているので、楽しんでください。

――最後に、今後役者としてどんな未来を過ごしたいですか?

映画「タイトル、拒絶」(2020年)という作品でマヒルちゃんというコを演じたんですが、彼女は女性としての痛みを抱え込んでいる役柄だったんです。あの役を見て、心を揺さぶられたとか、自分の昔を見ているみたいっていうコメントを頂いて。

作品を見てくださった方が少しでも心を揺さぶられたり、一人じゃないんだと感じてもらえたりしたらいいなと思うんです。人の人生に影響を与えられるような役者さんでありたいなと思いますし、人の心を揺さぶる作品に出会っていきたいなと思います。


◆取材・文・撮影=横前さやか

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