コスプレイヤー・火将ロシエルと写真家・福島裕二による写真展「火将ロシエル×福島裕二写真展“秘録”」が、6月18日から27日(日)にかけて東京・Atelier Y-青山にて開催されている。
コスプレイヤーといえば、2次元のキャラクターに少しでも寄せるためレタッチ(写真に加工を施すこと)が一般的。しかし、今回の写真展に飾られている写真は、どれもノンレタッチ(加工を施さないこと)だという。
「WEBザテレビジョン」では、一部の日程のみ在廊しているという火将に突撃訪問。なぜレタッチをしないことを選んだのか。火将に話を聞いた。
――初の写真展の感想を教えてください。
同じ事務所で活動するくりえみちゃんの写真展で福島さんにお会いしたんですけど、そこで私の写真展の話が挙がったんです。すごくうれしくて「ぜひ、やらせてください!」って形で、開催に至りました。
人生初の写真展なので、実は「こんな私がいいんだろうか」って不安もあったんです。でも、写真展を開くこと自体が一つの経験になるんじゃないかなと思ったのと、今まで学んだことを出せる場所でもあるので、挑戦してみるという気持ちです。
――実際に展示会が開かれた今の心境は?
真剣に1枚1枚見てくれているお客さんを遠くから見ていると、紙質とか構図を見たりとかしているんですよね。いろいろなサイズの写真が展示されているんですけど、160センチの写真を見て感動している方が多くてビックリしました。その場で感想ももらえるので、新たな発見もありつつ、いい機会だなとしみじみ思っています。
――コスプレイヤーといえばレタッチありきが基本ですが、今回展示されている写真はどれもレタッチしていないんですよね。
コスプレはキャラクターのイメージを壊したくないから、より再現度を高めるためにレタッチを含めて表現していたんです。でも今回はそれとは正反対で、より自分を出す。何も隠さない。ナチュラルな素の私を見てほしい。「レタッチなんてしないよ!」って感じです。
福島さん自身がそもそもレタッチをしない人で。初めて福島さんの写真を見たときに「ほうれい線はくっきり出ていた方がいいんだ」と思って、それでレタッチなしでもいいって納得しちゃいました。光と影の使い方というか、写真一枚で納得されられちゃうぐらい、すてきな写真を撮るんです。
――撮影はどんなコンセプトを基に?
コスプレだと決めポーズだったり、表情も得意なものだけで撮ることが多いんですけど、今回はあえて自分の利き顔ではない左側の顔を見せています。あとは、本当にふとした表情を撮ってもらっています。なので「飾らない」がテーマかもしれない。
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