最上級の“かわいい”を追求し、「リボン」と「ピンク」と「猫」が世界一似合うグループをコンセプトに、約2000人の応募者の中から選ばれた13人のガールズグループ「miao(ミャオ)」。6月中旬のお披露目ライブでも初披露されたデビュー曲「miao!」の振付は、AKB48/NMB48として約8年間アイドル活動を行っていた市川美織が担当している。担当した楽曲についてやメンバー13人の個性や魅力、アイドルの先輩としてのアドバイスなどを聞いた。
――6月19日のお披露目ライブは大成功に終わりました。
はい、いろいろ縁があってデビュー曲の振付を担当させてもらって、デビューまでの準備期間の中でお手伝いもさせてもらいました。初ライブを観て、基礎はできたかなって思いましたので、私もひと安心です(笑)。
――市川さんが振付を担当されると聞いた時、驚きました。
ですよね(笑)。私にとっても新しいチャレンジでした。振付に興味はあったんですけど、やったことはありませんし、そんな簡単にはできないだろうって思っていたので、私もお話をいただいた時は「まさか!」って思いました。
――アイドルとして長く活動されていたので、いろいろなタイプの振付を経験されていると思いますが。
はい。いろんな曲の振付を体が覚えていますね。振付を考えている時も「あれ? この振り付けはあの曲に似てしまっているかも?」と思ったりして、最初はちょっと難しかったです。でも、ダンスと同じで、基本的なパターンが振付にもありますから、そこにオリジナル要素を盛り込んで作っていきました。これまでの私の経験と記憶をたどりながら(笑)。
――振付を担当された楽曲「miao!」はグループのコンセプト通りのかわいらしい曲で、振付もキュートに仕上がっていましたね。
「miao!」を聴いた時、「かわいい曲だなぁ」って思いました。アイドルっぽいし、メロディーも覚えやすいし。私がもらったわけじゃないんですけど、「いい曲をいただけたな」って(笑)。かわいさを意識しながら、ライブでファンの人たちも一緒に踊れるようなシンプルな振付にしたいなって。あと、猫っぽさを全面に出すことも意識しながら。この曲を聴いたイメージが“猫っぽい女の子”だったので、小悪魔系というか、あざとかわいい感じの、ツンな部分とデレの部分がある感じにもしたいなって。
――実際に振付をやってみてどうでしたか?
猫っぽいポーズなど振付を考えるのは楽しかったんですけど、立ち位置とかフォーメーションを考えるのが大変でした。13人いますからね。「ひとりひとりを目立たせるにはどうすればいいのかな?」って。この曲は、歌割が細かく振り分けられているんです。AKB48とかだと16人いたとしても1行を4人ずつとか、結構明確に振り分けられていたりするんですけど、「miao!」はさらに短く振り分けられていて、ポンポン歌い継ぐ感じになっているので、振付もそれに合わせてメンバーをちゃんと目立たせてあげたいって。みんなもすごくやる気があって、最初から立ち位置を見ずにできるぐらいちゃんと覚えてきてくれていたんです! まだ余裕がなくてポジションを移動する時に表情が固くなる子もいますけど、ライブの数が増えれば自然と笑顔になると思います。
――“13人それぞれを目立たせたい”というお話が出ましたが、メンバーそれぞれのことを知ってもらうのも重要ですよね。市川さんも「フレッシュレモンになりたいの」というキャッチフレーズが浸透していますし。
そうなんです。“レモンの子”って覚えてもらえたのがすごくうれしいので、miaoも大人数のグループだからこそ、それぞれのメンバーの良さも知ってほしいです。
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