――今回の「ハライチのYAMi」は、佐久間さんが「ハライチの冠番組作りたい」と希望されたことで実現したと伺いました。
佐久間:冠番組って、いきなり、この芸人さんをメインで…といって成立するわけじゃなく、この芸人さんでやりたい企画が3つか4つあるから、てことは“冠”ができるなという流れで実現することが多いんですよ。ハライチとは一緒にやりたい企画を、前々からいくつか考えていました。なので今回、オファーしたっていう感じですね。
――ハライチのお二人は、佐久間さんからオファーを受けてどう思いましたか?
澤部:めっちゃくちゃありがたかったです。うれしかったですね、単純に。最近特に、岩井が「ゴッドタン」をはじめ、佐久間さんとの絡みが厚くて、そこに俺がいないのがすごい寂しいなぁ、って感じていたので(笑)。
岩井:一昨年、佐久間さんに誘われて、二人でトークイベント(「東京スカイツリータウン ドリームクリスマス2019」)をやったことがあったんすよ。その時に佐久間さんと俺らのラジオのリスナーが来てたから、この人たちの前で言っちゃえば証拠になるだろ、みたいなノリで「ちょっとなんか、番組作ってくださいよ」ってお願いしたら、佐久間さん「わかった、わかった」って言ってたんですよね。だから、あの約束を覚えててくれたのかなと思いました(笑)。
――そうなのですね。そうして配信された初回 (第1話)はかなり異色な内容でした。
佐久間:あれはトリッキーでしたよね。(ハライチの)2人も説明した時、びっくりしたと思うんだけど。
澤部:台本をもらった時点では、まったく見えなかったですね (笑)。ただまあ、収録の後、岩井が「0か100か」みたいなこと言ってたんですけど、「0か100か」の感じは、岩井の持ってくる漫才のネタがそもそもそうなので、僕は「0か100か」を受け取り慣れてるんですよ(笑)。
岩井:今の時代、SNSとかでも話題になるし、漫才でも超つまらない人が一定数いた人がいいんですよ。でも僕は台本もらった時、超面白いと思いました。自分には思い浮かばない、こんな発想あったんだみたいな感じでしたね。
佐久間:「smash.」って、今のところ、アイドルのコンテンツとドラマぐらいしかない状態で、お笑いってやってこなかったメディアなんですよ。その中でお笑いをやるんだったら、賛否両論が起こりそうなコンテンツを最初に置いて、「なんだろうな」と興味を持ってもらった方がいいと考えて、第1話を作ったんです。その後、普通にバラエティーをやろうと。面白い二人だから、面白いバラエティーはいつでも撮れるので。
――初回配信のアイデアは、佐久間さんの中にもともとあったのでしょうか?
佐久間:そうです、そうです。まあ、賛否両論といってもハライチが面白いって思ってもらわないと意味がないので。岩井が「面白い」って言ってくれそうな台本をざっくり作って、実際に岩井と打ち合わせした時に面白がってくれたから、この方向でアクセル踏んでいきました。
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