小栗旬、“ハリウッド流”撮影に驚き…「ゴジラvsコング」の裏側を明かす

2021/07/01 19:30 配信

映画 インタビュー

製作中に映画の内容がどんどん変わる

――同じように、「これがハリウッドか!」と驚いたことはありますか?

小栗 僕が最初に脚本をもらったときから、キャラクター設定や内容がどんどん変わっていくんです。それは撮影に入ってからも同じでした。僕はおととしの3月にオーストラリアでの撮影に参加していたのですが、その後も何度か撮影をしていて。映画を良くするために、内容が容赦なくガラッと変わっていくので驚きました(笑)。

――驚くほどの変更があったのですね。

小栗 一緒にやっている役者さんたちに「どういうふうになるのか知っているの?」と聞いたら、「今回の差し込み(変更点)しかもらっていないから、全体の流れがどうなるのかは分からない」と言っていて。なので、ハリウッド映画はそういう感じなのかなと。

――日本映画の撮影ではありえないことなのでしょうか。

小栗 ありえなくはないですが、向こうでは撮影後でも、関係者と反応や評価を話し合って、どんどん内容を変えていくんですね。それはよほどの製作費がなければできないことですし、もしこれが日本映画なら資金的に体力が持たず、途中で暗礁に乗り上げていてもおかしくないと思います。もちろん、作り手たちの作品にかける思いや情熱は、日本でもアメリカでも変わらないのですが。

キーワード

関連人物