THE ORAL CIGARETTES 山中拓也「軽やかになったっていうよりは世界を受け入れ始めたって感じかもしれない」＜著書「他がままに生かされて」出版記念イベント＞

第3部は、「内面的に知る」と題した、矢島＆山岸両氏による“山中拓也”公開インタビュー。矢島氏からは「人生の最初の頃は世界というものの居心地が悪そうだった山中拓也さんは、今は少しは軽やかに生きられているんですか？」という質問が。

山中は一瞬考えたあと、「軽やかっていうか受け入れられたのかもしれないですね。嫌なことあってなんぼとか、しんどい思いしてなんぼ。その先にある何かに対して嫌な思いもするし、しんどい思いもするということが自分の中で受け入れられるようになったから、軽やかになったっていうよりは世界を受け入れ始めたって感じかもしれないです」と言葉を紡いだ。

イベントは約1時間半に及び、さまざまな角度から、著書について、山中についてを浮き彫りにした。そんなイベントの最後に、今日1日を振り返って「楽しめましたか？」と問われると、山中は「え？ 逆にみんなに楽しんでもらえたか心配って感じです」とコメント。会場から大きな拍手が沸き起こると「良かったですか？良かったなら、良かったです(笑)」と、“他がまま”らしい温かな笑顔を見せイベントを締めくくった。