──そこから研究室の3人でビューティ研究を重ねて、どんどんキレイになっていくのも楽しみです。
でも最初はビューティ研究も失敗の連続ですよ。間違ったコスメの使い方をしたり、方向性のズレたストールの巻き方をしたり。そこも面白おかしく描いていくので、女性の視聴者のみなさんには『いやいや、ありえないでしょ』ってツッコミを入れられるかも(笑)。
──桐谷さんもかなり体を張ってギャグシーンを演じるとか?
台本を読む限りではまだ動きが想像できないんですけど、“タンチョウ鶴の舞”を踊るシーンとか、かなりいろいろありますね(笑)。でも同僚の2人もかなり突き抜けてるので、負けないように思いっきりやりたいです。
──笑わせていただきます!
でも、女性の視聴者の中には純ちゃんたちと同じ悩みを抱えてる方もいるかもしれないですよね。いろんなメークの方法とか、ファッションアイテムの使い方とか、参考になることも多いので、3人と一緒に研究して見ていただくのも楽しいかなと思ってます。それと男性の視聴者は、女の子がこんなに細かいところまで気を遣ってるんだぞってことを知らない方も多いと思うので、なるほど、頑張ってるんだなとわかっていただけたらいいかなと。
──そうそう、女性からしたら頑張ってるけど失敗しちゃう3人の姿は笑えるけど、他人事とも思えないんですよね。
誰しも一度は通る道ですもんね。私もメークを覚えたてのころの写真を見ると、うわーってなりますもん(笑)。時代もあったんでしょうけど、眉毛が細すぎたり、大人っぽくしたくてメークが濃すぎてたり、頑張ってたんだな~って。
──そういう時代を経て、今の桐谷さんがあるわけですね。
でも、女性ってきっといくつになってもキレイになりたいと思って試行錯誤と失敗を繰り返すものですよね。この原作が幅広い世代の女性に支持されるのも、そういうところをきちんと描いているからなのかなと思います。
──ちなみに、登場する3人は"オシャレ偏差値最底辺の女子モドキ"と自称していますが、桐谷さんのオシャレ偏差値はどのくらいだと思いますか?
オシャレ偏差値は分からないですけど、女子偏差値は30あるかないかくらいですね(苦笑)。美味しいお店とか知らないし、イカの塩辛が好きだからオヤジっぽいって言われますし。それに女子力の高い人って、どんなに朝早くてもちゃんとしてると思うんですけど、私は1分でも長く寝ていたいので、本当にギリギリまで起きないです。
──でも、オシャレは好きなんですよね。
そうですね。かわいいお洋服やメークをすると単純にニコニコ、ハッピーな気分になるし、お買い物をしてる時間も大好きです。
──劇中で「オシャレは我慢だ」というセリフが出てきますが、共感しますか?
いえ、私は我慢できないです。寒いときはあったかい服を目いっぱい着込みますし、毛糸のパンツも履くし、生足出すなんて論外ですし。ヒールも足が痛くなっちゃうから、普段はあんまり履かないんです(笑)。我慢できる方は本当に尊敬します。
──では、桐谷さんにとってオシャレとは?
自分の気持ちを楽しくするものですね。このドラマも『人は見た目が100パーセント』というタイトルですけど、見た目って気持ちや内面から出てくるものも大きく影響すると思うんです。キレイになりたいという気持ちそのものも、見た目に現れてくると思いますし、そういう意味では、私は『内面と外見を足して100パーセント』が理想だなと思います。
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