スターダストプロモーションに所属する若手男性俳優・タレントで構成された「EBiDAN」。その中から生まれた7人組ダンスユニット「原因は自分にある。」(通称:げんじぶ)より、武藤潤、杢代和人、大倉空人の3人がミュージカル「『オープニングナイト』~桜咲高校ミュージカル部~」に出演する。同作は、同じ脚本を男子生徒が演じる“team Blue”と女子生徒の“team Red”の2パターン上演されることでも話題で、3人が参加する“team Blue”編は7月2日(金)からスタートする。
物語の舞台は、かつてミュージカル部があった超エリート高校。11代目うたのおにいさん・横山だいすけ演じる熱血高校教師テッペイが、ミュージカル部顧問となり、新入生たちと共に奮闘する姿を描く。
武藤は、小さい頃からミュージカル俳優を夢見て、高校にミュージカル部を作ろうと情熱的に動くマイト役。杢代は、マイトの親友でよき理解者のヒロキ役を演じる。大倉は、学園の理事長の息子で、夢を打ち明けられず苦悩するオウタ役だ。
3人にこの作品を通じて感じる成長や、学生時代に打ち込んだこと、芸能界に入った経緯などを聞いた。
――出演が決まった時の心境はいかがでしたか?
武藤潤(以下、武藤):すごくうれしかったです。ただ、僕はミュージカル作品への出演自体がまったくの初めてなので、何から始めていいのかもわからず、正直なところ不安も大きかったですね。でも、稽古が始まってからは、どんなお芝居をしたらお客さんに楽しんでもらえるか、演出の岸本(功喜)さんや、主演の横山だいすけさんをはじめ、全キャストで考えて作り上げていくことの楽しさを味わっています。
杢代和人(以下、杢代):僕は、今は何でも挑戦できる時期だと思っていて。そんな時に、歌もお芝居もできるミュージカルに出させていただけるということで、どちらもスキルアップができるし、グループ活動にも生かしていける、大切なことを学べる場所になりそうだなと思いました。なので、不安もありましたが、挑戦できるうれしさのほうが大きかったですね。
大倉空人(以下、大倉):ミュージカルについての知識が“芝居の中に歌がある”くらいしかなかったんですが、どちらも好きなのでうれしくて、ミュージカルという新しい場に飛び込んでみようと思いました。好きなことだから大丈夫だろうと軽い気持ちだったことも確かです。それは、稽古が始まってすぐ、なめていたと気づいたんですが(笑)。
――それぞれ演じる役について教えてください。
武藤:マイトは、子どもの頃に感動したミュージカルを自分が進学した高校でやりたいという夢を持っています。その夢を実現するために、一歩も引かない情熱の持ち主。マイトの熱さが伝わるように演じたいです。
杢代:ヒロキは、ツッコミを入れたりして場を和ませていくタイプで、「原因は自分にある。」での僕の立ち位置と似ています。最初は、ミュージカルに対して乗り気じゃないんですけど、親友のマイトの熱さを一番近くで感じたことで、仲間集めを頑張るようになります。その心の動きを表現するシーンが難しいですね。
大倉:オウタは理事長の息子で、ひとりになりたい願望が強いんです。友達とつるもうとしないし、話しかけられると面倒くさいなって思うタイプ。嫌なヤツと思われそうな役なんですが、お客さんにそう見えないといいなと思っています。その年ごろの男の子って父親に対してベタベタしないじゃないですか。僕は、周りに気持ちを上手く伝えられず葛藤するオウタは、けっして嫌なヤツではなくて、“クールな子”だと思っています。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)