――長ぜりふだけでなく、署内で羽織を着たり、一人別室にこもって捜査したりと、ユニークなリーダー像。安洛とご自身との共通点は?
「安洛は、一言で言ったら変人ですよね。わが道を行く人で、何事も0か1か、デジタルで考える…彼が上司にいたら、本当に困ると思いますね。でも演じるうえでは変わり者はやっぱり、面白いですよね(笑)。
あの羽織も、自分にとっては効率がいいと思っているんでしょう。タブレットも袂(たもと)から出しますしね。裸のタブレット(笑)。僕がこもる部屋も、台本には「保管庫」とあるんですが茶室みたいな部屋なんですよ。お茶を立てて飲んだり、お香をたいたりして考えるんです。
自分との共通点は…京都生まれ、京都育ち。でもなぜか標準語なんですよね、なんぼでも京都弁しゃべれるのに(苦笑)。ムダなことをしたくないっていうのは近いかな、僕の場合あまり実行に移せていないけど。あ、いちばん似ているのは、京都の旬な食べ物が好きなところですね。夏の放送ですから、ハモを食べていて、京都だからこそ季節感を感じたいっていうのはすごくいいですよね」
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