モー娘。春ツアーで佐藤優樹が復帰！ 加賀楓、横山玲奈は初のツアーに

モーニング娘。'17が、春ツアー「モーニング娘。'17コンサートツアー春～THE INSPIRATION!～」の初日公演を3月18日、神奈川・パシフィコ横浜の国立大ホールで開催。

腰椎椎間板ヘルニアのため'16年12月末から活動を休止していた佐藤優樹が復帰し、同じく'16年12月に13期として加入した新メンバー・加賀楓と横山玲奈にとっては初のツアー参加となった。

佐藤は3月8日にリリースされた63枚目のシングル「BRAND NEW MORNING/ジェラシー ジェラシー」への参加を見送っていたため、モーニング娘。'17の“完全版”としてのステージもこの日が初めて。新たに生まれ変わった13人体制の船出を見届けるべく、約4500人のファンが会場に駆け付けた。

ライブは新曲「BRAND NEW MORNING」でスタート。ミュージックビデオでも印象的だった大きな旗を使用したパフォーマンスと、フォーメーションダンスの組み合わせを華麗に見せ、そのまま一気に30分弱をノンストップで畳み掛けた。

最初のMCでは佐藤、加賀、横山がステージへの率直な思いを明かす。「皆さん、ただいまー！ 本当に迷惑とご心配をいっぱい掛けてしまい、すみませんでした。けど、今日は久しぶりのコンサートということで、楽しんでいきたいです！」(佐藤)、「出る前はずっと、すっごい緊張していたんですけど、出たら本当に熱くて。緊張なんてどこかいっちゃうくらい、今日は楽しみたいと思います」(加賀)、「このツアーをずっと楽しみにしていたので、最後まで全力で頑張りたいと思います！」(横山)とそれぞれが意気込みを語ると、ファンは温かな声援を送った。

9期と13期のコラボ「シルバーの腕時計」の後は、自己紹介ソング「女子かしまし物語」の'17バージョンへ。加賀パートでは“エディーカガ”、横山のパートでは“2代目れいな”といったフレーズも飛び出した。

トークコーナーでは、メンバー発案による企画「ザ・インスピレーション」を行うことに。写真を一目見て、インスピレーションでコメントを考える「写真でひと言」の大喜利で、メンバーの石田亜佑美がネタにされて笑いを取っていく。その一方で、加賀の初々しいコメントに対して生田衣梨奈がアドバイスを送る場面も。

ライブ後半戦は、新旧織り交ぜた幅広いレパートリーを歌唱。'17年はモーニング娘。結成20周年イヤーということで、節目を記念してグループのメジャーデビュー曲「モーニングコーヒー」も歌われ、さらに未発表の新曲「青春Say A-HA」をサプライズで披露する。

最後に、リーダーの譜久村聖は「今年初めて、13人でステージに立ちました！(メンバー全員でライブするまでが)長かった！ 無事、みんなでステージに立てて、モーニング娘。'17の13人でお送りすることができて、本当に安心しています。今回は13期メンバーにとって初めての単独ツアーですし、12期メンバーにとっては先輩になって初めてのツアーということで、それぞれいろんな緊張感を持って臨んだんじゃないかなと思うんですけど、いつもの何倍もの声援が聞こえたので、頑張ってきて良かったなって心の底から思えました」とあいさつ。ツアータイトルにもなっている「インスピレーション！」で、本編を華やかに締めくくった。

譜久村いわく、今回のツアーは「いつの時代のファンの方も楽しんでもらえるツアー」とのこと。モーニング娘。'17は今後、ツアーファイナルの5月26日(金)東京・日本武道館公演まで、全国15カ所27公演を行なう予定になっている。