続いて行われた壮行会は、松岡と平井の司会進行の下、YouTube、Facebook、LINE LIVEのJOC公式アカウントでも配信され、一般にも公開された。
松岡は今の状況を「さまざまだと思いますが、スポーツって、何のためにやるのかというのを考えるきっかけになったと思う」と言い、「今、問われているのは、オリンピックの価値やスポーツの力って何だろうということ。でも、選手は今できることに全てを懸ける。スポーツで本気を出した者から何か伝わってくるものがあると思う。そういう力があると選手は思って東京オリンピックの開幕を待っていると思う」と選手の思いを代弁。
日本国民から選手に向けて届いた多くの応援メッセージに触れ、「思いはどんなに離れていても選手に届いていると思う。距離は離れていても伝わる」と目を輝かせ、「僕は世界中の選手を心から応援したい」と熱く語った。
また、選手への応援パフォーマンスも。mplusplusによる光のパフォーマンスの流れで、日本代表選手の顔や無数の光に彩られた国立競技場に画面が切り替わると、中央に佇むゆずの2人の姿が。
北川悠仁が「東京2020オリンピックに向けて、日本中、世界中の選手の皆さんが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、この曲をエールとして贈ります。画面の向こうの皆さんも歌える方がいたら歌ってください」とあいさつし、「栄光の架橋」を熱唱。
パフォーマンス中、オンラインで見守る日本代表選手の顔やこれまでのオリンピックの名場面、公募された応援メッセージ、無数の光が国立競技場を包み込み、幻想的な空間に。
その様子に、YouTubeのチャット欄では「名曲!」「頑張れ!日本!」「どこにいてもWe are!」「ファイト!」「今までの努力を抱きしめて」「応援しています」「勇気と感動を!」など、感動の言葉や選手へのエールの言葉があふれた。
そんなパフォーマンスを見た石川選手は「本当に元気と勇気を頂きました。今度は私たちがプレーで、元気と勇気を、日本の応援してくださる方に届けられるように頑張りたいとあらためて思いました」と決意を新たに。
須崎選手は応援メッセージが書かれたフラッグを見て、「本当にうれしいですし、力になります。たくさんの応援メッセージありがとうございます」と感謝し、「この応援メッセージを胸に、力いっぱい闘って、少しでも多くの勇気と元気を届けたいです」と意気込みを。
オンラインで参加していたバドミントンの桃田賢斗選手は「たくさんのメッセージがうれしかったです。応援は本当に力になるので、あと数日悔いの残らないようにしっかり練習して、本番で皆さんに感動を届けられるように頑張りたいです」とりりしい表情。
山縣選手は「この場に立てることは、多くの皆さんのご理解とサポートがあってのこととあらためて感じました。そういった思いを胸に、選手一人一人が持てる力を100%発揮して悔いのないように頑張りたい」と宣言していた。
松岡は「世界は今スポーツの力を期待している。日本からそれを届けることが僕らの使命だと思います」と言い、「スポーツには言葉にできない力がある。皆さん笑顔で応援していきましょう!」と画面の向こうの視聴者に語り掛けていた。
◆取材・文=TAKAMI
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