劇中では殺伐とする夫婦仲だが、それを演じる2人のチームワークは既に完成しつつある。
北山:この作品は本当に最悪な物事がスピーディーに起こっていく。ひどいことの連続なので、心の揺れ方の表現も難しいだろうし、そんなにテイクは重ねられないと思うんですよね。だから僕らは、必然的に協力しないとやっていけない(笑)。
中村:そうですね(笑)。いざ面と向かって芝居をしたとき、相手のどんな感情を引き出せるか…という繊細な作業の繰り返しになっていくのかなと。北山さんがこの作品に真摯に取り組もうとしているのが今からすごく伝わるので、そこは安心しきっていますし、撮影中はお互い支え合っていけたらなと思います。
ちなみに北山は、中村のSNSで彼女の愛犬を見る機会があったそう。
北山:余談ですけど、めちゃくちゃかわいいですね。
中村:わ、ありがとうございます! 見てくれてうれしいです。
北山:俺、間違えて「豆柴?」って聞いちゃったけどポメラニアンだった。すみません…。
中村:いえ、よく間違われるんです。
北山:足の感じがかわいいですよね。
中村:そう、もふもふしててスティックパンみたいですけど(笑)。
北山:イヌの写真、よく投稿してるんですか? でもこれから現場で毎日会うのに、俺がひそかにのぞいてたら怖いですよね?(笑)。
中村:全然です。見てください。
北山:「かわいいの、いつも見てるよ」って? 何かヤだ(笑)。
中村:あはははは。めちゃくちゃうれしいです。私、イヌのこと褒められるの大好きなんで(笑)。
取材・文=川倉由起子
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