人気女性声優の伊藤美来と逢田梨香子をメインヒロインに迎え、7月8日(木)から放送がスタートするTVアニメ『白い砂のアクアトープ』。沖縄県南城市の小さな水族館を舞台に少女たちの成長を描く“ガール・ミーツ・ガール”の青春群像劇である本作は、アニメの美しさに定評のあるP.A.WORKSが制作を手掛けることでも話題の完全オリジナル新作。海や生き物が大好きな主人公・海咲野くくるを演じる伊藤と、アイドルの夢を諦めて沖縄に旅立つ少女・宮沢風花を演じる逢田に話を聞いた。
【伊藤】沖縄で生まれ育ったくくるは、生き物や水族館が大好きな女の子。真っすぐすぎるがゆえに突拍子もないことをしたり、周りが見えなくなって人に迷惑をかけてしまったりする、いわゆるトラブルメーカー…なんですが、風花に出会ったことで大切なことに気付いたり、いろいろ変化をしていくんです。最初は子供っぽくも見えるくくるがどう成長していくか、という部分にも注目していただけたらと思います。
【逢田】風花は、可憐な見かけによらず、意外とすごい行動力を持った女の子。東京で夢破れて“私にはもう何もない…”というところから急に沖縄へ向かい、くくるとの出会いで再びやり直すきっかけを掴むんです。いろんな出来事を乗り越えて、どんどんたくましくなっていくので、私もその姿に勇気をもらっています。
天真爛漫なくくると繊細で女の子らしい風花。最初こそ対照的に映るふたりだが、お互いを理解しながら絆を深め合っていく中で、さまざまな彼女たちの表情が見えてくる。
【伊藤】1話のアフレコの時、「くくるはとにかく元気でハイビスカスのような子です」って言われたんです。“え、ハイビスカスってどんな感じ!?”って最初はビックリしたんですが、私の中にあるハツラツさを呼び起こして頑張りましたね。でも、最初はとにかく「元気が足りない」と指示をいただくことが多くて。もっと活発に、太陽のように…というイメージで、少しずつ感覚を掴んでいきました。
【逢田】みっく(伊藤)は普段、もっとしっとりしてるもんね。
【伊藤】うーん、くくるほどのテンションではない(笑)。でも彼女も元気なだけじゃなく、悩んだり苦しんだりするシーンがこの先いろいろ出てくるので。その都度くくるの気持ちに寄り添いながら、真っすぐさを大事に演じたいと思っています。
【逢田】風花は、音響監督さんに「とにかくやさしく」という指示をいただくことが多くて。セリフの節々に“くくるを思いやる気持ち”というものもしっかりと乗せる努力をしています。1話の風花は、本当に儚いというか、消えてしまいそうなくらいの感じなんですけど、今後、ガラにもないことを急にやったりするんです。そんな突拍子もないことするんだ!って、私も台本を見て時々驚いていますね。風花の変化や成長の過程を丁寧に演じていけたらと思います。
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