永瀬廉、朝ドラで存在感!“癒しの微笑み”&“涙の熱演”で視聴者釘付け!<おかえりモネ>

2021/07/10 08:00 配信

ドラマ コラム レビュー

【写真を見る】大きな話題を呼んだ、永瀬廉の“号泣”演技…!「おかえりモネ」第39回 父・新次(浅野忠信)が自暴自棄になってることを嘆く亮(永瀬廉)(C)NHK

ふだんはクールで優しい亮の哀しい心の表現


亮は、百音や未知(蒔田彩珠)に対してとても紳士的に対する。「あさイチ」でそれを「もてしぐさ」と表現し特集していた。

亮は、欧米では当たり前のレディファーストの文化を取り入れているかのようにスマートに未知や百音をエスコートする。そんな態度をはじめとして亮は基本的には自信に満ち溢れ堂々としている。

だが2011年東日本大震災で仮設住宅生活を余儀なくされ、母・美波(坂井真紀)がいなくなり、父・新次が商売道具の船を失くし酒浸り……という事情を抱えながら、漁師として生活していこうと頑張る。

ふだんクールな明るさを放っている彼が、時々ふと哀しい目をしたり涙したり叫んだりするから、余計に彼のうちに秘めた思いを感じて胸が痛む。

永瀬廉として活動しているときよりも亮を演じているときのほうがアルカイックスマイル度は高い。そう気づいたのは7月9日放送の「あさイチ」にゲスト出演したときである。

永瀬廉として話しているときの口元は若干リラックスしていて、“亮”を演じる時にはおそらく意識して、アルカイックスマイル度を上げて演じているのではないだろうかと感じた。その口角の上がりかた引き締め方はまさに亮の意思の現れのようでもあり、その1ミクロンもずれのない口角の位置が俳優・永瀬廉の演技の確かさでもあるだろう。

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