私は鹿児島に行った事はまだ一度もありませんが、自然豊かで、食べ物も美味しそうで、人が温かそうな印象を持っています。
今回の作品は、生まれも育ちも鹿児島で、桜島が噴火するのが当たり前の中で育った女性を演じさせていただきます。桜島の噴火が“日常”だからこそ、“災害”や“被害”といった認識がなく、今までになかったのだから大きな爆発なんて起きないと、心のどこかで思ってしまっているのが印象的でした。
と同時に、降灰すれば洗濯物が干せなかったり、車に灰が積もったり、生活をする上で不便な所もあるけれど、それでも鹿児島と桜島を愛する人々の心を通して、本当にすてきな場所なんだろうなと、鹿児島で撮影するのがとても楽しみになりました。
コロナ禍になり、震災のことが忘れ去られていくのではとないかと思っていた時にお話を頂きました。
ドラマや映画の制作も困難な時代ですが、忘れてはならない人の持つ悲しみと、そこから生まれるであろう希望を見つけられるような作品になればと思っております。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)