BOYS AND MEN、lol、DJダイノジがコラボ満載ステージ!木梨憲武がまさかの“乱入”【ライブレポート】

2021/07/13 15:44 配信

音楽 会見

【写真を見る】木梨憲武がまさかの“乱入” ライブ写真全5枚撮影=石塚雅人

木梨憲武がまさかの登場


「がむしゃらロケンロー」では観客にタオルを回すよう促し、荒々しくもユニークな煽りを盛り込みながら客席との親睦を深めてゆく。

と思いきや、曲の終盤で突然ステージに木梨憲武が登場。どうやらこの日の朝、木梨のレギュラーラジオ「土曜朝6時 #木梨の会。」に水野と辻本がゲスト出演した際、このイベントの話をしたことで急遽木梨が遊びに来たとのことだ。「次にBLUE HEARTSさんの『TRAIN-TRAIN』を歌うんで、一緒に参加してもらってもいいですか?」という水野の提案で、木梨を加えた9人で同曲をパフォーマンス。サビで全員が次々とジャンプをし、木梨は途中「(昼に食べた)メシが(口から)出る!」と悲痛な叫びを上げながらもラストまで走り切った。

メンバー全員で木梨を見送ったあとは、「どんだけ暑くても汗かいて、明日から頑張ろう!という元気をみんなに届けていきますので、みんなも前のめりで参加してね! マスクをしていてもみんなの表情わかるよ!」という水野の呼びかけから、メンバーも次々に観客へ語り掛けて「まえのめりMinority」へ。

観客も彼らの熱演と言葉に応えるように、時間が共有できる喜びをジャンプや身振り手振りで示す。それらを受け取ったメンバーたちは続いての「炎・天下奪取」ではさらに熱量を高めていく。声を出せない観客が抱えるもどかしさまですべて引き受けるような真剣な眼差しと一挙手一投足は、鬼気迫るものがあった。

「服が汗吸いすぎてすっごい重たい!」「でもそれが野音だよな!」と真夏の野外ステージでのライブの醍醐味を噛みしめるメンバーたち。休憩を兼ねて数十秒談笑すると、lol-エルオーエル-の面々をステージへと呼びこみ、総勢13人で「ニューチャレンジャー」を1コーラス披露。佐藤が「普段あまり踊らないタイプのダンスだから不安」と笑わせたが、その言葉を覆すかのごとくlolのメンバー全員がボイメンに負けず劣らずの全力っぷりを見せつけた。

「完璧じゃん!」とボイメンからダンスを褒められたmocaは「すっごい疲れる!」と息を切らし、hibikiも「実際踊ってみるとけっこうしんどくて、(ボイメンに)ちょっと尊敬の気持ちが芽生えました」と会場を笑わせた。

lolとダイノジさんとは、6、7年前から名古屋でご一緒することが多くて。でも今日こうして名古屋で培ってきた関係性を野音に持ってこれたので、すごく楽しかった」と水野が感慨深い表情で話すと、全員が同じ面持ちで頷く。そのあたたかい空気感に、客席からは祝福の拍手が起こった。