――出演が決まったときも、やはり反響は大きかったですか?
増子 これまでは舞台に多く出ていたので、皆さんビックリしたんじゃないかなぁ。出演はオーディションで決まったのですが、実は仮面ライダーシリーズのオーディションに落ちてしまった経験があるんです。そういうこともあり、今回はヒーローらしい正義感よりも個性を出そうと思っていたので、オーディションでも自分らしく受け答えしました。そしたらヨホホイになりました(笑)。後から聞くと「個性的」という印象は残せていたようなので、そこが良かったのかな。
――ゾックスといえば、やはり歌やダンスのインパクトが強いキャラクターです。台本にはどのように書いてあったのでしょうか。
増子 「俺は界族 お宝求めて 海から海へ……♪」と書いてありました。「……」の間はどうすればいいんだろうって(笑)。初日の撮影が登場シーンだったんです。音源は元々もらっていたのですが、まさかの踊りながら登場するという…「聞いてないぞ!」という状況だったんですけど(笑)。「これが洗礼というやつか…!」と思いながらやりました。でも、人間土壇場になると、結構強いんだなって。
――火事場の馬鹿力が出たんですね(笑)。
増子 そうですね(笑)。「ヨホホイ」も台本で見ると、どういう感じで言えばいいのか分からなかったんですよね。「どんな気持ちでヨホホイって言ってるんだろう」というところから始まるじゃないですか(笑)。「陽気といえば陽気なのかな…でもセリフはクールにも見えるし…」と。最初はその辺りに苦労しましたが、やっとつかんできた気がします。
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