増子敦貴、「機界戦隊ゼンカイジャー」ツーカイザーの反響とこれから「強さが崩れるときが来るかも」

合体SPは「ゾックス祭り」！

――7月18日放送の合体SPではスーパーツーカイザーが登場しますが、その変身ダンスは増子さんが考えられたとか。

増子　合体SPはゾックス祭りと言っても過言ではありません！　これはもう見るしかない(笑)。変身ダンスは、プロデューサーの白倉(伸一郎)さんに「自分で考えてみたいです」とお願いしたら「いいよ」って言ってくださって。「ただし、変わった踊りね」とは言われました(笑)。通常の変身ダンスが個性的だからこそ、考えるのが本当に難しくて。2週間くらいずっと考えていましたね。撮影中も、ロケバスに少し自分の姿が映るのを見ながら踊っていました(笑)。

――元々の変身ダンスをパワーアップさせなければいけないのは大変そうです。

増子　ツーカイザーの状態から変身する方が多いと聞いていたので、踊るツーカイザーを想像して、スーツアクターのシゲさん(伊藤茂騎)と意思疎通を図りながら考えました。合体SPの見どころとしては、ツーカイザーが強い！ということ。そのツーカイザーがさらにパワーアップします！　振付でもスーパー感を出したので、「なんじゃこりゃ」と思っていただけるとうれしいです(笑)。

――「ゼンカイジャー」はまだ半年以上放送が続きます。今後はゾックスのどんな一面を見せていきたいですか？

増子　“弱さ”じゃないかな。ツーカイザーやゾックスは強いですが、僕には強がっているようにも見えるんです。バックボーンは明かされていないものの、父親や母親と一緒に生活していないのは確かで。ゾックスが弱気になると一家の士気が下がり、弟たちにも心配をかけてしまう。その中で弟たちの呪いを解くために戦っているので、「自分がしっかりしていないといけない」という強さやプライドがあると思うんです。でも、それが崩れるときがこれから来るかもしれないなって。まだ今後の展開は分かりませんが、合体SPではその辺りも少し見られると思います。