2020年度にBS、CSで放送されたオリジナル番組の中から、優れた番組や企画を表彰する「第11回衛星放送協会オリジナル番組アワード」。11回目の開催となることしも、番組部門計6ジャンル、編成企画部門、番宣部門の最優秀賞、およびCAB-J賞が7月13日に発表された。(※CAB-J賞は、衛星テレビ広告協議会(CAB-J)に正会員として参加しているチャンネルが、自局で企画・制作した広告事例を対象にした賞)
「衛星放送協会オリジナル番組アワード」は、衛星放送協会の会員社が、専門チャンネルの強みを生かして制作された優れたオリジナル番組や、話題性のある編成企画を厳正なる審査の上、決定、表彰すると共に、それらを広く知ってもらうことを目的に2011年に創設されたもの。
ことしも衛星放送ならではの多様な作品が揃った。
ドキュメンタリー部門の最優秀賞に輝いたのは「BS12スペシャル『村本大輔はなぜテレビから消えたのか?』」(BS12 トゥエルビ)。近年テレビ出演が激減したというウーマンラッシュアワー・村本大輔に密着し、村本がテレビから消えた理由を探る同番組。1人の芸人を通してテレビというメディアを見つめなおし、社会におけるお笑いの役割と可能性を追求する内容が高い評価を得た。
文化・教養部門の最優秀賞は「劇場の灯を消すな!Bunkamuraシアターコクーン編 松尾スズキプレゼンツ アクリル演劇祭」(WOWOWライブ)が受賞。舞台上に「マツノボクス」と名付けられたアクリルボックスが用意され、演者たちがその中で歌い、踊り、演じるという、ソーシャルディスタンスを考慮した新しい試み。ウィズコロナ時代ならでは演出で演劇を届け、視聴者に「劇場は死んでいない」という大切なメッセージを伝える企画が高い評価を得た。
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