「金曜ロードショー」(日本テレビ系)では、映画「竜とそばかすの姫」(7月16日[金])の公開を記念して、3週連続で細田守監督作品を放送。7月2日に放送された「おおかみこどもの雨と雪」(2012年)、9日に放送された「バケモノの子」(2015年)に続き、16日(金)の放送では「サマーウォーズ」(2009年)が放送される。
細田監督は映画「竜とそばかすの姫」を「いろんな過去作品の連続性上にある」と語っており、特に「サマーウォーズ」は予告編などからも共通点があることが分かる。そこで公開&放送を前に、2作の共通点を紐解いていく。
「サマーウォーズ」の主人公・小磯健二(CV:神木隆之介)も、「竜とそばかすの姫」の主人公・すず(CV:中村佳穂)も高校生であり、意外にも、細田監督作品で高校生が主人公になるのは「サマーウォーズ」以来となる。
それぞれの主人公は高校生ならではの悩みを抱え、仮想世界に接することで物語が動き出していく、という点が共通点となる。
「サマーウォーズ」では“OZ”、「竜とそばかすの姫」では“U”という、仮想世界が舞台となっているのが最大の共通点だ。また、仮想世界の参加者を「サマーウォーズ」の“OZ”の世界では“アバター”、「竜とそばかすの姫」の“U”の世界では“As”と呼んでいる。
「サマーウォーズ」の公開は今から12年前であり、まだインターネットも今ほど身近なものではなかった。しかし、その後、同作で描かれた“ネット上での問題”は、現実のものとなりつつある。「サマーウォーズ」の公開から12年たち、よりインターネットが身近になった今、「竜とそばかすの姫」では、どのような「仮想世界」での物語が描かれるのだろうか。
そして「サマーウォーズ」では、主人公の健二をかたる正体不明のアバター・“偽ケンジ”が現れ、仮想世界だけでなく現実世界もめちゃくちゃにしていく。一方、「竜とそばかすの姫」でも横暴に振る舞う正体不明のAs・“竜”が現れ、その正体探しが始まるという点で共通している。
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