「冠ルーヤ」は日本海テレビが開局60年を超える歴史で初めて全国区のタレントを起用した自社制作バラエティと聞く。ちなみに先述の山陰中央テレビ「かまいたちの掟」も同様に開局50年で初の自社制作レギュラーバラエティである。
いくつかの地方番組の成功事例やTVerの普及など様々な理由はあるであろうが、ここに来て、これまでバラエティ不毛の地からも芽が出てきているのは面白い。予算の制約など大変さはキー局以上であろうが、逆に言えばキー局にはない発想で番組作りが出来るということでもある。
聞けば「冠ルーヤ」は視聴率(個人・世帯とも)も好調で、日本海テレビの社屋にも巨大なポスターが貼られているそう。山陰に育ち始めた地方バラエティの新芽。これからも是非大切に育てていってほしい。