そんな主人公・くくるを演じる伊藤美来に、アフレコで感じる役の魅力を聞いてみると…。
「くくるはとにかく真っすぐなところが魅力的で尊敬します。全力で泣いたり笑ったりできるくらい好きで守りたいもの(「がまがま水族館」)があるって素晴らしいことだし、それを17歳という年齢で見つけているのも芯があってカッコいいなと。あと、たまに出る茶目っ気というか、小さな子と張り合ったりする幼い部分も彼女のかわいらしさかなと思います(笑)。ビジュアル面で言うと、くくるは青い髪がかわいい! 結んだところに貝の飾りをつけているのもポイントで、本当に海が大好きな子って感じがします」
演じる上での苦労は「朝早い収録でも、くくるのテンションに合わせて最初からギアをトップに入れないといけないこと」と笑う。
「これはもう気持ちの問題ですが、“よし、くくるだ!”って気合を入れてエンジンをかけるようにしています。それ以外は他の作品と同様、出かける前に家で声出しをするくらい。言わば精神論ですね(笑)。あとは、くくるの気持ちや 作品の雰囲気に徐々にモードを合わせていく時間も重要だったりするかも。自分が行ったことのある沖縄の場所やアニメのキャラクターたちの顔を思い浮かべたり、アフレコに向かう電車に揺られながらそういうイメトレみたいなこともやっています」
第2話は、風花が「がまがま水族館」のスタッフとして働き始め、その中でくくるの純粋な想いや生き物の尊さについて知る…というストーリーが展開される。見どころは?
「風花を仲間に迎え入れて、くくるは一から仕事を教えたり、時には怒ったりもします。第1話ではキャピキャピした女子高生といった印象だったかもしれませんが、第2話はわりと館長らしくしているので、くくるの厳しい一面だったり、お仕事モードを感じてもらえるのかなと思います。水族館ではこんなふうに餌を用意して生き物のお世話をしているんだなとか、お仕事ドラマのように見てもらえるシーンも楽しいと思うので、引き続き注目していただけたらうれしいです」
(取材・文 / 川倉由起子)
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)