プロテニスプレーヤーの錦織圭選手が7月17日、オンラインで開催された「LIXIL Presents 東京2020オリンピック直前企画『錦織選手へ、エールを届けよう!』オンライン応援イベント」に登壇。間もなく生まれる我が子への思いを語った。
2015年から同社とパートナーシップを結び、公式アンバサダーを務めている錦織。数々の会見やスポーツ義足体験授業、ショールームや社食訪問などを振り返り、視聴者からの質問にもざっくばらんに回答するなど、お茶目さとサービス精神を見せた。
視聴者からの質問がひと通り終わった後、他に聞きたいことはないかと尋ねられたLIXILの佐竹本部長から「この春に、錦織選手からパパになったという知らせが届き、本当におめでたいことだと感動したんですけど、いつぐらいにお生まれになるのか?」と質問が。
錦織は「もうちょっとです」と笑顔で答え、「男の子? 女の子? それともあえて知らないまま?」という質問には「それはちょっとまだ分からないです。ドッキリスタイルです(笑)」と顔をほころばせた。
父になる心境について「楽しみですけど、心配もありますね。でもワクワクしてますね」と語った錦織。普段から親交があり、この日MCを務めていたDJケチャップから「僕が名前つけましょうか? 相談してください!」という、おそらく拒否されることを前提にしたボケにもノーツッコミで「あ、いいんですか? ありがとうございます」と笑顔。「な、流しましたね?」というツッコミにも「いや、うれしかったです(笑)」と素直な表情を見せていた。
ファンから寄せられた応援メッセージの1つひとつを染み入るように聞き入っていた錦織は、「皆さんメッセージありがとうございます。皆さんからの応援というのが一番力になるので、たくさんの皆さんの声を力にして、しっかり体調整えて頑張りたいと思います」と力強く宣言。
北京、ロンドン、リオに続く4回目の五輪出場に「もちろんメダルを目指して頑張りたい。やっぱり自国でできる機会っていうのはみんなが得られるものではないし、特別な思いあります。今回、お客さんがいないというのは、障害というか、僕たち選手にとってはつらいことですけど、皆さんの分まで頑張りたいと思います」と意気込みを新たにしていた。
◆取材・文=坂戸希和美