北海道を拠点に活動するクリエイティブオフィスキュー所属のタレント・東李苑。2021年6月に事務所所属3周年を迎え、8月7日(土)からは納谷真大作・演出の舞台「札幌演劇シーズン2021-夏『プラセボ/アレルギー』」に出演する。
東は2013年にAKB48の姉妹グループで名古屋を拠点とするSKE48に6期生として加入すると、同グループの選抜メンバーとして活躍し、2017年3月に卒業。地元・北海道に戻り、2018年より現事務所に所属。現在は「いまなにしてる?」(毎週木曜深夜0:55-1:25)、「ブラキタ」(毎月最終土曜朝11:59-、ともにHBC)、「東李苑のおしゃべりシフォンケーキ」(毎週金曜深夜0:00-0:30、FM NORTH WAVE)と、北海道で3本のレギュラー番組を抱えている。
今回は、そんな“メジャーアイドル”から“ローカルタレント”へキャリアを進めた東に、事務所所属3年周年ということでインタビュー。前編では、メジャーアイドルで経験しておいてよかったと思うことや、戻ってきて改めて感じた地元・北海道の良さなどを聞いた。
――ご無沙汰しております。この取材前日にあったSKE48のZepp Sapporo公演をご覧になっていたようですが、古巣のステージはいかがでしたか?
すごく感動しました。客観的にアイドルの世界を見て、やっぱりアイドルのパワーってすごいな、プロは違うなって思いましたね(笑)。
――東さんも現役のタレントさんなので言い方が変な感じになりますけど、プロだったわけじゃないですか(笑)。
そうなんですけど(笑)。「あなたたちはプロとしてこの仕事をするわけだから」って入った時に言われたことを思い出したり、あとは卒業するメンバーもいる中で今も変わらず頑張ってる同期やスタッフさんの姿を見て、変わる良さもあるけど、変わらない良さもあるなって思いました。
みんなが一生懸命に歌って踊ってる姿や、その全力さを見て、懐かしさももちろん感じました。あと、客席の後ろの方からファンの人の背中越しに見ていたから、ファンの人の応援の熱が後ろ姿から伝わってきて、アイドルとファンの関係ってすごくいいなって感じたりもしました。アンコール1曲目に「恋を語る詩人になれなくて」をやった時なんかは、私の原点だなって思いましたね。
――そのSKEを卒業してからOFFICE CUEさんに所属して3年ということで今回はお話を伺いたいなと思ったんですが、まずはSKE卒業後からCUEさんに加入するぐらいの頃、どんなことを考えていたとか覚えていますか?
卒業してからCUEに入るまで1年くらい空いたんですけど、その時にご縁があって鈴井(貴之)会長にお声掛けいただいて舞台「天国への階段」に出たんです。でも、その時期はむしろ充電期間と思って表に出るつもりはなかったし、卒業する前から事務所に入れることが決まっていたわけでもないので、「新しいスタートを切った」みたいな実感はなかったですね。
SKEにいた頃に漠然と「北海道で活動したい」と思っていて、そこから「北海道といえば大泉洋さん、大泉洋さんといえばOFFICE CUE」みたいな(笑)、本当にただそれだけでした。結果的にCUEに入ることができたので、ファンの人も「夢がかなってよかったね」って思ってくれたと思いますし、私も「言葉にしたら願いがかなうって本当なんだな」って思いました。
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